ごきげんよう。きいです。
今週のはじめは40度近い気温が続きましたね。
まだ、梅雨も明けていないんですよね?
この後いったいどうなっちゃうんだろうと、心配になります。
先日、ある神経難病の利用者様(Aさん)の元へ訪問した時の話です。
私が訪問したのは、その利用者様が訪問入浴サービスを利用した直後でした。
ベッドと浴槽間の移動や脱衣・着衣時の体位交換、入浴による加湿効果でとても痰がでやすくなります。
気管切開をして人工呼吸器が装着されているAさん。肺ケアと吸引をしっかり行うことが大切です。
その方のお部屋へ入った時、ムッとした湿気とこもった暑さに戸惑いました。
窓は開いている。扇風機はまわっている。だけどエアコンがついていな~い!
室内の気温は30度を超え、湿度も75%を超えていました。
この方。お病気のせいか体温調整の具合か…。冷房を入れたがらず、扇風機がお好きなのだとか。
だけど体温を測れば、37,5℃。
いくら入浴後だからと言って、高い体温のままでいいとは言えず。
いくら嫌いだからと言っても「熱中症警戒アラート」が発令されている日に、扇風機だけでいいとも言えません。
24時間、交代制で付き添っているヘルパーさんにとっても熱中症の危険があります。
「なんでエアコンを点けないんですか?」と聞いたところ…。
「Aさんは扇風機派だと聞いていますので…」という返事が…。
いやいやいや…。
いくら何でも、「熱中症警戒アラート」が発令されている日に、訪問入浴の直後に、室内が30度を超えているのに…。エアコンを点けない方がおかしくないですか?
「それが利用者様のため」…?
いやいや。良く考えてみましょうよ。
もし「Aさんは扇風機派」と引継ぎがされていたとしても、だからずっと扇風機で良いわけじゃない。
Aさんにとって適切な環境が保たれるように、きちんと支援してあげましょうよ。
「その時々のアセスメントよりも過去の好き嫌いが優先になっているのって、どうしてなんだろう?」
ちょっと考えちゃいました。
ご本人とヘルパーさんが、「一緒に熱中症を発症」と言う事もあり得ることです。
危険危険!
もちろん、速攻でエアコンを入れましたよ~!(もちろんAさんの了解を得て!)