ごきげんよう!きいです。
私は以前<どんなサービスがあると良いと思いますか?>で、「私が緊急待機の日、特に夜間呼び出されるときに、私の代わりにまりぃさんを見守ってくれるサービスがあるといいな」と、のんさんと話したことをお伝えしました。だけど、ショートステイや自費のヘルパーさんはよく考えると難しい点があるという結論に至りました。そして前回は<介護・看護を報酬で表したら?>で、「認知症家族等介護者の〝介護負担が高い人が優先的に利用できるサービスみたいなもの〟ができればいいのにな」と述べました。
今回は、「それってどんなサービスがあれば良いのか?」について考えてみます。
どんなサービス…?
私は今までのブログの中で、まりぃさんの状況や、私の仕事の状況について書かせていただきました。
もちろん私以上に大変な状況の方が沢山いらっしゃいます。
その大変な状況からは、認知症の親と別れない限り、解放されることはないのでしょうか?
この場合の別れとは、死別だけでなく施設入所となるケース、自分がギブアップをし、他の身内が介護を担うようになるというケースもあるかもしれません。
介護をしている家族は、疲弊し苦しさや悲しさを感じながら介護をしています。
介護を辞めたい、解放されたいと思いながらも続けているのは、親を大切に思う気持ちがあり、真面目・責任感が強い・優しいなどのパーソナリティーも影響していると思います。
親の介護は、嫌なばかりでなく自分の〝親への思いが満たされる〟という側面もあります。
親と別れればそれでよし、ではないのです。やはりそれには悲しみが伴うのです。
そして自分がギブアップしたことが別れに繋がったとなると、自信を失ってしまうかもしれません。後々までずっと後悔するかもしれません。
では、親と別れずにある程度の距離感を保ち、疲労が溜まり体調不良となったら適切な支援を受けることができ、その支援により家族が安心して就労できる。
そんなサービス…どんなサービス…?
私の個人的見解&妄想!
ここから先は、私の個人的見解&妄想です。
これからの高齢者は、ある一定の年齢になると所属が変わります。その所属するところは、言葉は悪いですが、子供で言う24時間の保育園のようなところ。
そこは衣食住だけでなく、必要な介護が受けられるコミュニティーです。
介護は教育を受けた支援者によって行われます。状況により医療も受けることが可能です。だけどそこはいればいただけ、お金が必要になります。だから、親を預けっぱなしにした家族は、利用料金がどんどん高くなっていきます。
家族の介護負担が大きい人は料金が割安になるシステムです。
高齢者の家族は、経済面の負担を考慮しながら、自らの心と体と就労の状況などを考えて、可能な時に親を連れて帰り、共に過ごすのです。
帰宅している間はもちろんお金は発生しません。家で過ごす時間が長い方は利用料金が安くなります。
そして「そんなところにいたくないし、自分で生活できるから。」という方は、籍を置いておくだけで、元気に活動して頂くのです。
そんな「可能な時に連れて帰る」方式であれば、私だったら仕事の日には通勤途中にまりぃさんを送り届ける。緊急待機ではない日には、仕事が終わった後にお迎えに行ってまりぃさんを連れて帰り一緒に過ごす。
緊急待機の日は迎えに行かず、コミュニティーで過ごしてもらう。
24時間だからお迎え時間を気にしなくていい。まりぃさんが家で一人ぼっちの挙句、一人歩きをしてしまう…なんていう心配もない。まりぃさんが安全な状況で仕事ができる安心感は凄く魅力的。
そんなサービスがあればいいな…。
自分の気持ちや時間に余裕がある時に、余裕をもって介護ができたらありがたい。
まりぃさんの安全が確保されるのもありがたい。
密室介護でなくなると、トラブルも少なくなるかな。
高齢者をターゲットにした詐欺の被害者も減るかな。
介護や福祉の支援の手段が複雑じゃ無くなれば、人的・物理的・経済的な様々な問題が解決しないかな。
…そんな私の個人的見解&妄想でした…。