ごきげんよう!きいです。
まりぃさんが施設入所になって寂しいからといって、落ち込んでいる暇はありません。
翌日には、車を運転できない兄のえい君を連れて、買い物へ出かけます。
食材が無いわけではないのです。買い物に出かけて、自分の目で見て手に取って、選んだり買ったりをしたいのです。兄はそんな当たり前のことをするのに、私の助けが必要になってしまいました。
退院後の生活
兄は退院当日のご立腹の後は、1回/2週間の訪問診療と訪問看護を何事も無かったかのように開始し、のんさんとも普通に接していました。
訪問診療では「車を運転したいから、薬(医療用麻薬)を止めたい」という相談をして、Y先生を唸らせましたが、先生から「強い痛みは無いようなのでテープ剤は一旦使用をやめてみましょう。痛いときには内服薬を使って下さい。しかし、無理はしないこと。痛みが出て運転が危険になることもあると頭に入れておいてください。屯用の飲み薬は内服後30分以内に効果が得られます。その薬も、内服後数時間は運転NGです」と、歩み寄りのアドバイスを頂き、安心できたようでした。
ただ、そこは私からも一言「どうしても一人で出かけないといけない場所もあるだろうから、車の運転はそういう時だけにして欲しい。買い物程度でしょっちゅう薬を使ったり止めたりするのは良くない」と言わせていただきました。
その後、兄が一人で車を運転して出掛けたのは、2~3回程度だったと思います。
薬の使用についても先生のアドバイスを守っていたようです。
その代わり、買い物・床屋さんでのカット・役所での手続き・外食などの際は私が車を出しました。
でも、良く考えたらタクシーを使っても良かったんじゃない?とも思うのですが、車を待たせていては、落ち着いて買い物も食事もできません。
兄は「自由」が欲しかったんだと思います。
妹の私はちょっと窮屈だけど、タクシーに比べればまだましと思っていたのかもしれません。
また、もう一つ兄の困った点は〝お得大好き・ポイ活大好き〟という点です。
私にとっては、多少高くても短時間でサクッと買い物が済ませることができた方がありがたいのに、兄は「少しでも安い方がいい。ポイントがたまるところで買った方が良い」と考えるのでした。
お薬について
兄はずっと内服薬を某ドラッグストアの処方箋薬局で受け取っていました。
兄の今まで内服してきた期間と薬の量は、それは半端ないもので…。お金はかかるけど、その分ポイントもしっかり貯めていたようです。
ところが、今回緩和に移行になり麻薬を使うことになったのですが、なんとその〝某ドラッグストア〟は麻薬の取り扱いをしていないのです。
その事実が判明したのはY先生の初回診療の後のこと。
先生が処方して下さった内服薬と貼付薬。そして軟膏類。その処方箋をもって薬を受け取る兄を、私が車で〝某ドラッグストア〟へ送ることになりました。
仕事を終えて兄を迎えに行った時間は、処方箋薬局が閉まってしまう15分前。
ダッシュで向かい、受付終了5分前に到着したのですが、処方箋を見た薬剤師さんは「申し訳ありませんが、当店では麻薬は扱っていないんです…」と。
あらら…。チェーン店ですが、他の店舗でもやはり麻薬の扱いはないとのこと。
またまた兄の顔色が変わったように思いました。だけど今回は仕方がない事。近所には他にも薬局は多数あります。その中で麻薬を扱ってくれる薬局さんを見つければ良いだけなんです。
ただポイントが貯められなくなるだけです。
だけど「たかがポイント。されどポイント」…兄のポイントがどこまで溜まっていたのかは分かりませんが、今まで高額の薬代を払ってきた歴史がそこに反映しているのかもしれませんね。
何かにつけ、上手くいかないことが多い在宅生活のスタートに、苛立ちを感じている様子の兄がいました。