「いつもニコニコしています」

介護の現実

 ごきげんよう!きいです。

 まりぃさんが老健へ入所になり、どんなふうに過ごしているのかがとても気になるところです。  

 面会はできない状況ですが、利用料を直接お支払いに行くことで直接相談員さんやケアマネジャーの山ちゃんさんから、まりぃさんの様子をうかがうことができます。

 なので、聞いてきました!

最近のまりぃさん

物忘れ

相変わらずだそうです。

今後面会ができるようになる頃には、私の存在もすっかりと忘れてしまっているかもしれません。悲しいけれど、それは現実。

食事

食べられているそうです。時々同じテーブルの、同じような認知症症状の方へ、おかずをあげようとするらしいです。

人から奪うのではなく、人にあげようとするというところが、まりぃさんらしいです。

トイレ

スタッフさんのおかげで順調のようです。

歩行状況

変わりなく歩けているそうです。

「転んでケガをしました」という報告は一度もありません。

身の回りのこと

老健では歯科医の訪問診療を受ける事ができます。入所の際に受けるかどうかの確認があり、お願いしました。義歯の調整をしていただきました。

髪のカットもお願いしました。兄の病状が読めない分、入居期間が長くなる可能性があります。髪も伸びて来ますからね。

今も毎日「髪が真っ白!」と鏡を見ながら驚いているでしょう。白髪染めがもしできるのならば、希望しているかも知れないなぁ。

髪が紫やピンクになっていたらどうしよう…。

気持ち

落ち着いているようです。「まりぃさんは、いつもニコニコしていますよね」といっていただきました。

あんなに心配したのにね。

まりぃさんは、人の助けが周りにあることで不安な時間が少なくなったんじゃないかしら。

それは良かったんだけど…。

私が綱渡りをするような気持ちでまりぃさんを看てきたことが、間違いだったのかな…って思う瞬間があります。

だけど「間違いじゃない」と自分に言い聞かせました。

「だって、お金が無かったんじゃない」

「えい君の介護のためじゃない」そう自分に言い聞かせました。

なんだかすぐに自分を見失いそうになります。

あと、自分に自信を持たなきゃと思ったことがありました。

認知症を患っていながら、基本の性格が穏やかでいられているということは、認知症発症後の介護が良かったからだと…思いたい!

認知症になっても、人を疑ったり不機嫌だったり、人を近寄らせない母にしなかったのは、

私の手柄だと思いたい!

私はいつも訪問看護で利用者様のご自宅を伺ったときに、利用者様のお身体がきれいでお部屋も片付いていたら「素晴らしいですね。ご家族の関わりが表れていますよ」と折に触れお伝えするようにしています。

もちろんできていなくても指摘したり責めたりはしません。

ただ、きれいにすることを受け入れるだけの安定した気持ちと、傍によって触れることができる・本人が受け入れるベースを作ったのはご家族だと思うのです。

なかなかできないことだと思っています。

私の場合、そうやって褒めてくれる人がいないので、自画自賛!なのです…。

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