ごきげんよう。きいです。
「相談」について、もう一つ言っておきたいことがありました。
「人に相談することの意味を、きちんと考えてから相談して欲しい」と言う事です。
ちょっと?
「お忙しいのにすみません」「すみません、ちょっとご相談が…」と話しかけてきて、「ちょっと」で済むかと思って話を聞いてみれば…。
全然ちょっとじゃ終わらない話。
自分の考えに賛同してくれる人を探して、いろいろな人に同じ話を繰り返しているケースだった!
どれだけ一生懸命考えて、先輩としてアドバイスをしても「私の考えに賛同してもらえない」「きいさんのアドバイスを実際にやるのは、ちょっと面倒」と思われたか?
全くアドバイスが反映しないまま時間が経ち、また同じ「相談」を他の人に繰り返している。
他の人に「相談」をするために、また同じ説明をして同じ自分の考えを述べて、意見を求めて、賛同してもらえなかったら「でも…」を繰り返す。
自分は良いのよ。自分の都合に合わせて「相談できるタイミングを探して話しかけている」んだから。話して安心もできるんだから。
だけど相談される方の先輩は違う。
早く帰りたくて、必死でパソコン入力している時に「ちょっとご相談が…」とか「あの~、〇〇様の件なんですけど…」って。
5分程度かと思ってみていたら、随分長く話している。
相談に乗ってもらって、アドバイスをされているのに「でも…」「でも…」の繰り返し。
それを見て…私、言っちゃいました。
「それ、急ぐこと?考えがまとまらないんだったら、今日はもうお開きにしたら?明日にはまた何か違う考えが浮かぶかも知れないよ。」
強制終了!
いくら先輩や同僚が優しくて、自分の話を一生懸命聞いてくれても。
「進歩の無い相談事」は、その先輩の時間を奪っている事になるから。
振り返れ!
先輩の指導を受けながら、日々学んでいる皆さんへ。
・先輩の時間を頂くのなら、それだけの進歩を見せましょう。
そして良い結果が得られたら「アドバイスのおかげで、変化があった」という報告をしましょう。
(相談したらしっぱなし、というのも失礼じゃないか?)
・周囲を良く見ましょう。先輩がどんなことをしているか。違う先輩はどうしているのか。どう考えたのか。そこからも学びがあるかもしれませんよ。
・問題解決をしたいなら、その最短ルートをちゃんと考えてから相談しましょう。
ただのおしゃべりや、ただの愚痴に忙しい先輩を巻き込んではいけません。
・自分の相談に乗ってもらった先輩を残して、さっさと帰宅するのもどうかと思う。
先輩の時間を頂いたのなら、せめて残っている先輩へ「何か私にもできることはありませんか?」くらい聞きましょう。
話すだけ話して自分は安心して、先輩を残して退社。翌日「昨日はありがとうございました」「昨日改めて考えてみて、こう考え直してみました」という、ひとことも無し。そして何の進歩も無し。
それはダメでしょう。
今一度「自分は先輩の時間を奪っていないか?」を考えてみてください。
もちろん「相談に乗ってアドバイスした通りに後輩が行動して、良い結果を導き出し、本人の成長に繋がった」とか「後輩が同じ失敗を繰り返さなくなった」とか。
そんな変化が実感できるのが、先輩にとって喜びなのです。
先輩に、成長する姿を是非見せてあげて下さいね!