発熱を甘く見てはいけない

在宅介護

 こんばんわ。きいです。

 一昨日から緊急待機をしています。

 今日の日中は2件、訪問がありました。
そのうちの1件は「発熱」でした。

「苦しいのは当たり前」

 持病があっても、普段熱をめったに出さない方は、熱が出ても「風邪かな?」「インフルエンザに罹ったか?」「コロナか?」と思われることが多い。

そして病院から処方されている、発熱時用の頓服薬を内服して経過を見ることに。

今回の「発熱」の方も2日前から熱があったのですが、「解熱剤を飲めば熱は下がる。そうでなくても、下がることもある。」

そうして看護師に連絡をせず2日が経過。


「呼吸が苦しいのは当たり前だったから。」
元々が肺の病気だから。

 そして週末の緊急訪問。

 血中酸素濃度は、在宅酸素を使っていても75%。

 ちょっと動くだけでも、ゼイゼイと喘鳴が数m離れても聞こえます。

 「酸素を上げても、いつもより値の上りが悪い。」


 いやいやいや…。
すぐに病院を受診しましょう。

 病院へ連絡し、ご家族の車で受診して頂く手筈を整えました。

入院の予感


 「薬か何か、もらえるかな…」その言葉に、私は「ひょっとしたら入院になるかもしれません」そう答えました。

 この方、絶対に入院を嫌がるだろうな…そう思っていました。その理由も聞いています。

「それは嫌だな。」

 やっぱり。

 「熱が出るのには、原因があります。このまま家で呼吸苦を抑えて薬で熱を下げても、原因を解決しないと治療にはなりません。もし入院を勧められたら、しっかり治療を受けて来てください。」
そう言って送り出しました。

 その6時間後、奥様から連絡がありました。

 「肺炎で入院になりました。」

 しっかり治療を受けて、体調を整えて帰ってきてください。
本当にそう願います。

 熱の原因はウィルスや細菌感染だけではありません。
身体の中に炎症が起こっても、脱水でも、出血でも、熱は出ます。

 持病のある方は、特にご注意下さいね。

 ちなみにこの方、昨日の<別れの予感>の「入院して治療を受けるのか?それともこのままご自宅での緩和となるのか?という方。」でした。

 まずは、「無理をして自宅で過ごす」を避けられて良かったです。

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