ごきげんよう。きいです。
先日<認知症との付き合い方>で、認知症のご主人のお薬についての発言に戸惑った話をお伝えしました。
どうも最近、内服薬を正しく管理できない高齢者世帯が増えているようなんです。
もちろん利用者様本人やその配偶者が認知症…というケースが増えていることも関係していると思うのですが。
もちろんお薬を手に取って飲み込むことができないとか、嚥下ができないといった話ではなくて。
100錠を超える残薬を冷蔵庫から発見…とか。
内服したことを忘れて、もう一度飲んでしまう〝重複内服〟を「してしまったのか、していないのか」の事実確認すらできないとか。
「この薬を飲むと調子が悪くなるから」と自己判断で内服を中止するとか。
「医者は製薬会社から金を受け取っているから、薬を変えたり増やしたりするんだ」と疑いの目で見ていたり。
私のある一日。
訪問した利用者様は全員「持病+認知症」の方(涙)。
体調確認と。清潔ケアと。水分摂取の介助と。リハビリと。内服確認と、飲めていなければ内服介助と。
そして結構な頻度で発生する「これって、何が起きているの?」という〝問題の発見〟。
『え…っと。これ、どうすればいい?』というシンキングタイムも必要です。
「訪問時間がいくらあっても足りない!」…いつも思います。
その〝問題〟の中の重要事項が「薬の管理をどうするか?」なのです。
「訪問薬剤師さん!看護師を助けて下さい!」…私の心の叫びです。
とか言いながら、事務所に戻れば「スピード命」で薬局へ連絡をする私です(笑)。