ごきげんよう。きいです。
昨日の記事でお伝えした、受診の方法。
受診は早めに。入院も速やかに。
きっと大丈夫だろうとは思わずに。
受診はルールを守って、適切な時間に。
それが大切です。
その中の「受診はルールを守って」の部分。
「???」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
受診、病院にかかるには、順序があること…。ご存じの方もいらっしゃると思うのですが…。
「いきなり、軽症で、大きな病院へかかることは避ける」ということです。
まずは地域の個人病院・クリニック、いわゆる「かかりつけ医」を受診。
そこで「専門的な検査や治療が必要」と判断された場合に、紹介状が記載され、それを持参して大きな病院を受診するのです。
昔は「ちょっとした風邪でも大病院」がステイタスのようになり、個人病院は患者数が減り大病院は緊急性の高い患者の対応が遅れることが問題となりました。
今も高齢者数が増加し、医療機関を受診する患者数も増加しています。
その多くが大病院へ向かってしまうと、待ち時間や医師の勤務時間の負担が問題となります。
だから紹介状を持たない患者さんは、「選定療養費」というお金を徴収されることになります。
その金額は、5,000~7,000円とも。その料金は値上がりしていく模様です。
ただし、対象外となるケースもありますので、一度調べておくと良いかもしれませんね。
また、よく耳にするのは「日中は仕事だから」「日中の病院は待たされるから」という様な理由で
夜間の緊急外来を受診すること。
これも、避けたいですよね。
「自分の都合優先」「こっちは病気なんだから」
これがまかり通らない時代になっています。
これは、病院が決めたことではなくて、国が決めたこと。
病院も「義務化」に従っているに過ぎないのです。
そのことを、利用する私たちも理解しておかないといけませんね。