介護環境の二極化

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 ごきげんよう。きいです。

 昨日は「お金の事情で訪問看護を休みたい」という相談があったお話でしたが…。

 今の日本って、「経済的に困窮している世帯と裕福な世帯との二極化が進んでいる」と言われているんですよね。

 本当に、これからどうなるんでしょう…。

 私は仕事上では、それぞれのご家庭の詳しい経済事情まで介入する事はありません。

 だけど「施設入所に二億円を想定する方」がいらっしゃったり…。

 「お金の事情で訪問看護を休みたい」という相談があったり…。

 そんな現実には直面しています。

これからの介護

  これからの介護保険サービスの現場は、益々厳しくなるように思います。

 そこで働くスタッフの人数が減っているし、事業所数も減っているのですから。

 「できる事・出来ない事」のルールは、ますます厳しくなるかもしれません。

 ケアのクオリティーも低下するかもしれません。

 その反面、「お金を出せばハイクオリティーで何でもやってもらえる介護」というビジネスも生まれるような気がします。

 実際に「自費の訪問看護」は、ダブルライセンス・トリプルライセンスの看護師が、時間を問わず滞在してケアをしてくれます(それだけの料金は発生しますが…)。

 介護ヘルパーではなく、家政婦さんが滞在しているご家庭もあります。

 遭遇することは今後も無いと思いますが…「住み込みの看護師さん」と契約を結んでいるご家庭もあると耳にしたことがあります。

 お金があれば、法律で認められている事であれば、いくらでも望むケアを受ける事ができるのです。

 私には想像できない世界…。

 一度どんなことが繰り広げられているのか、見てみたい気もします。

 裕福な方向けの高齢者施設は増え、介護保険を利用しない在宅サービスも増えるかもしれません。

 優秀なスタッフはそこへどんどん転職やヘッドハンティングされていくかもしれません。

 介護環境も、経済と共に二極化が進むかもしれません。

企業の介入

 一つ気になるのは、「ビジネスケアラーの増加による悪影響を避けたい大企業」が、独自で職員向けのサービスを導入するのか?ということ。

 職場内保育園のように、職場内デイサービスや職場内ショートステイ、ナーシングホームが生まれるのではないか。

 それを求める優秀な人材が、企業へ集まるのではないか…。

 そんなことも考えたりします。

 訪問看護師は、グループホームでの健康観察や、サ高住への医療保険での訪問看護を行うことがあります。

 そうなってくると、訪問看護と大企業の介護施設との関りも、新たな形が生まれるのかもしれません。

 本当に、これからの日本の介護…。

 どうなるのでしょうか(こればっかり…)。

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