この暴風雨の中

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ごきげんよう。きいです。

これから暗くなる…18時頃。

家の傍の区役所から放送が流れました。

「〇〇にお住まいの△△歳の女性を探しています…。特徴は…」

ああ。まだ見つかっていないんだ。

本当に心配です。

 その女性が行方不明になったのは、日曜日の夜間。

 あの暴風雨の中。どこに行ってしまったんだろう。

 今、どこにいるんだろう。

 「初めての一人歩き」は、いつ起こるか分かりません。

 この女性の一人歩き。初めてなのか、違うのかは分かりませんが…。

 ご家族は驚き、心配されていると思います。

 天候の荒れる日。認知症の方が一人で家を出てしまう事…実は多いのです。

 「子供を迎えに行かないと…」

 「畑を見に行かないと…」

 「川を見に行かないと…」

 「(亡くなったはずの)犬が怖がっているから、玄関に入れてあげないと…」

 天気が悪いと、家族や大切な物が「大丈夫だろうか?」と心配になってしまう。

 「大丈夫だから」と言われても、数分後には忘れてしまう。

 まりぃさんも、風の強い夜…。

 窓を開けっぱなしにしてベランダに1人、じっと立って周囲を見渡していたことがありました。

 不思議なもので、私のお説教は耳元で叫んでも届かないのに(笑)。

 雨粒がガラスに打ち付ける音や、風でガラスが揺れる音は、耳に入るんですよね。

 もし、両膝の変形性膝関節症が無かったら…。

 子供も、田んぼも、飼っていた犬も。

 まりぃさんの記憶を刺激したかもしれません。

 どこまで行ってしまっていたか…と思うと、本当に怖いです。

 家族がいれば、予防策を講じたり、探すこともできます。

 だけど、一人暮らしの高齢者が人知れず認知症になっていて。

 人知れず行方不明になっていても。

 誰もそれに気が付かなかったら…。

 いなくなったことに、気が付いてくれる人がいない…ということ?

 そんなことが、これから増える可能性があるのですね。

 「認知症の方が増える」

 「一人暮らしの高齢者が増える」

 …と言う事は…。そういうことなんでしょうね。

 これから…どう対応することができるのでしょう?

 難しい問題です。

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