他人だから話せる本心

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 ごきげんよう!きいです。

 私が普段お話を伺う高齢者の皆様。

 先週お話をしたのは90歳以上の方が多かった印象があります。

 その皆様…「若い方の世話になるのを良く思っていない」という方が多かったのです。

 自分がいつまでもしっかりしていたいし。

 「若い人」は自分のこどものことだったりするし。

 「私」がいまだに「保護者」だし。

 だけど今はいろいろ教えて貰わないとついていけないことが増えて。

 教えて貰っても、やっぱりついていけなくて。

 子どもがお金を管理するようになると「生活費」を受け取っても、「おこづかいを与えられている」と勘違い。

 役所や銀行に行っては「次は、お子さんと来てくださいね」と言われたことにご立腹。

 そんなことがみんな面白くない。

 そんな皆さんに、ある共通点があることに気が付きました。

 それは。

 「一人暮らし」の方々。

 そして、他者との交流が少なくて、向き合う相手はいつも自分。

 ご家族が定期的に泊りに来たり、電話をかけてくれても。

 それもなんだか喜べないみたい。

 孫を連れてきても…「疲れる」

 訪問看護師は、他人です。

 他人だから話せる本心があります。

 離れている事。

 距離がある事。

 それが他人だとちょうどいいのに、家族では「ちょうどよくない」。

 もっと近くにいたいのか。

 それを望めないのが辛いのか。

 だけど…。

 私は「一緒に住んでいるのに向き合うことができない」という事があることも知っています。

 どっちがいい?

 どっちが悪い?

 それはそのご家族次第。

 

 

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