ごきげんよう。きいです。
前回の記事で…。
これからは「利用者様自身がサービスについてよく理解し、上手に利用できること」がすごく大切。
ひょっとしたら「必要な支援が受けられない」という不利益が生じてしまうかもしれない。
また「周囲の支援者を混乱させてしまうかもしれない」という可能性も。
そうらないように、介護についてよく理解しておきましょう!
なんて、書いてみたものの…。
そもそも、介護保険制度やサービスを使うルールって、超わかりにくくないですか?
いろいろなところで調べようと思えば調べられるけれど…。
そもそも「私は、家族は、どれに当てはまって、どんな支援が受けられるの?」
「だれに相談すれば良いの?」「どれだけの負担がかかってくるの?」などなど…。
「私は、家族は」の部分がケースバイケースなので、情報を提供する側もどうしても一般論になってしまうんですよね。
では、どうすれば「私は、家族は」をクリアできるのか?
その解決の糸口は「聞く・相談する・確認をする」にあるように思います。
まず、介護保険を申請しようと思って窓口へ行ったら、その窓口の人によく話を聞く。
そして担当のケアマネジャーが決まったら、必要なサービスを検討し提案されます。
それを利用する・しないを始め、「自分はどうしたいのか」を軸に、よく相談をする。
利用するとなれば、必ず契約が発生します。
その契約書や重要事項説明書をよく確認する。
わからないことは、そこに書かれている連絡先へ電話をするか、次に会う時に再度確認をする。
そこまでの時点で、いろいろわかる事は増えているはずなんです。
「聞かない・相談しない・確認をしない」
これはいけません。
介護保険を使ったサービスの利用は、初めてのことが多いはず。
今まで経験してきた「日常生活・仕事・家事・育児」など。
そのどれとも「介護」は違います。
問題が起きたとき、今までと同じように解決できるとは限らないのです。
「きっと、こうだろうと思った」は通用しないことがあるのです。
「生活のこと・福祉用具や介護保険を使った移動手段・施設入所について」はケアマネジャーが中心となります。
しかし、複雑なのは「病気・身体のこと・治療」に関することは「医療の問題」になるので、医師を中心に考える必要があることです。
かかりつけ医が決まっておらず、複数の病院・診療科にかかっている人は注意が必要です。
「親が今、どこが悪くてどこの病院にかかっているのかが分からない」というご家族も注意が必要です。
介護が始まるときと、ある程度波に乗れるまでの間は「ご家族」の存在がとても重要になることは事実です。
どんなに嫌でも、どんなに内容が複雑でも、血縁者にしかできないことなのです。
ここは頑張り時なのです。