年下の人

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 ごきげんよう!きいです。

 先日訪問したAさんは95歳の「ピチピチギャル(自称)」。

 認知症は無く、持病はあるものの大きな健康問題もありません。

 だけど「お年頃なものですから、家から出るのが億劫になっちゃった!」と…。

 しかし「ひとり暮らし」で、お子様は遠方にお住まい。

 先日ようやく介護認定を受けて、ケアマネさんがついて、訪問看護も導入となりました。

 タイトルにある「年下の人」。

 それはAさんの主治医です。

 とはいっても、Aさんが95歳ですから…その年下の人も…91歳。

 自宅そばのクリニックで、今も週に何日か診察をするのですが。

 予約はもう一人の「大学病院からやってくる若い(?)先生」に集中。

 91歳の医師の外来はガラガラなのだそう。

 Aさんはいつも「年下の人」の予約を取って診察を受けていますが…。

 先日の診察時間…。

 「2時間」だったとか。

 「それって、診察だったんですか?」とAさんに伺うと…。

 「立派な診察でしたよ。内臓のつくりや働きまで、一つ一つ丁寧に説明して下さってね。だけどね。家に帰る頃には粗方忘れちゃってるのよね~。困っちゃうわ~」と笑います。

 クリニックの受付の方からは「Aさんは、院長の認知症予防におおいに貢献して下さってありがたいです」と感謝されているらしい…。

 Around90の時間の流れ方。

 うらやましいような気がします。

 いつまでもその時間が続いて欲しいな…と、思いました。

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