ごきげんよう。きいです。
昨日お伝えした、転倒してしまった利用者様の話…。その場所は玄関でした。
本当に玄関での転倒って多いんです。
私たちにとっては、本当に怖い場所なんです。
上がりかまちを上がり切れず転倒。
脱いだ靴を揃えようとして、頭から転倒。
靴がうまく脱げず、足がもつれて転倒。
どうか皆様、気を付けて!
「手すりを着けましょう」と誰かに勧められたら、面倒くさがらずにご一考下さいませ。
利用者様の、ある素敵なレディー。90歳を超えても、ずっと「上品」なんです。
筋力低下あり。ふらつきもあり。
階段から転がり落ちたこともあります。
そのレディーが…。
訪問した看護師に「お荷物をお持ちしましょう」と言って、両手を差し出しながら歩いてくる。
お暇するときには「外までお見送りをします」と後を追って来る。
いやいやいやいや…。
辞退させてください!
「まあまあ…」「イヤイヤ…」というのは、レストランのレジ前の風物詩?かもしれませんが…。
玄関先で「まあまあ…」「イヤイヤ…」というのは、時間を浪費するだけ。
私たちは、本当に「転倒」が怖いんです。
「荷物をお持ちしないといけない」なんて思わなくていいんです。
「お見送りをしないと失礼」なんて思わなくていいんです。
ただ、利用者様が「無事」であればいいんです。
どうぞ涼しい室内で、ゆったり座っていて下さい。
何なら、ベッドに横になったままでも結構です。
その方が私たちは、安心してお暇ができます。
それなのに「ああ、早く窓をおしめになって~」と手を振る姿が玄関から覗いています。
なぜ私が車の窓を開けているのか?
それは私が「早く中に入って下さい!!!」と叫んでいるからなんですよ。