ごきげんよう。きいです。
今週は、ある利用者様の対応に必死になっています。
脳の障がいのため、薬の内服・食事・水分摂取が十分できずにいて、混乱の中にいらっしゃいます。
目の前にある食べ物や飲み物。それを「どうやったら食べられるのかが分からない」ということがあるのです。
一人暮らしの生活。
ずっと支援者が付きっきりという訳にもいきません。
本当は一日も早く、施設入所を目指したい。
ショートステイでも。
どうにかなってしまう前に。
だけど、考えてしまいます。
大急ぎで施設を探して、「どこか受け入れてくれるところが、あればすぐにでも」と入所して。
その施設が、実は経営が危なかったとか。
スタッフが大量に退職する寸前だったとか。
利用者への接遇に問題があったとか。
そんな話題がよく耳に入ってきます。
「デイサービスが閉鎖することになった」と最近、身近なところで聞いて。そこに通っていた利用者様はお気持ちが不安定になってしまいました。
「施設の運営が心配」…そんな心配をするなんて、今まで考えたことが無かったのに。
介護に困った時に頼るべきところが、どんどんなくなっていきます。
支えてくれる人がどんどん減っていきます。
ご家族の力が借りられず、重症度が高かったり障害が重い方は、本当に大変です。
本当に必死なんです。