ごきげんよう。きいです。
新型コロナ感染症が蔓延していた頃。
「医療現場のひっ迫」という言葉を、随分耳にしました。
それが、今は感染症が蔓延していないにも関わらず、再び耳にするようになりました。
その理由は「高齢者数の増加」なのだそうです。
その言葉を耳にしたのは、TVの報道番組からでした。
だけどね。
「在宅の医療現場は、もっとひっ迫している」ってどこも報じていないような…。
関係者はみんな疲弊し…。
薬は安定供給できず、「薬局にある分だけしか手元に届かない」ことが利用者様は理解できず。
「医者の処方間違いだ」だの「薬剤師のミスだ」だの…。
「理解不足」が「医療者への不信感」に繋がるケースもあります。
先日は、発熱した利用者様へ訪問診療が入ることになったのですが「医者が一向に来ない。どういうことだ!」と、ご主人様から訪問看護に問い合わせが…。
解熱剤を使っても熱が下がらないことで、慌ててしまったようなんですが…。
中には、看護師が到着するまで「あと何分で着くの?」「あと何分で来てくれる?」「あとどれ位かかるの?」と5分おきに電話がかかってくる緊急対応もあります。
そんな時、到着すると「実はたいしたことはなかった」ということが多いのが不思議です(笑)。
でも「救急車を呼んじゃった!」が少ないのは、まだ良いのかなぁ?
在宅の医療現場を、ひっ迫させているのは…「理解不足」のような気がします。