詐欺電話どころじゃないのよ

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 ごきげんよう。きいです。

 昨日の記事の「C様」。そのご自宅で、主治医からの指示待ちをしていた時のことです。

 私の仕事用の携帯電話に着信があったので、タイミング的にも「先生からの返信だ」と思い、発信先を良く見ないで電話に出てしまいました。

 すると…。

 「こちらは〇〇県、法務局です。何度もお電話をさせて頂いたのですが、お出にならないため…」

  ………。

 何よ、このタイミング(苦笑)。

 集まったご家族の視線が、一斉に私に向けられていました。

 そこにいる全員が「先生の御指示は???」と固唾をのんで見守って下さっているのに、無言で電話を切る私…。

「詐欺の電話でした…。」

『ガクー!!』という効果音が聞こえてきそうな、一気に緊張感が緩んじゃった感じ。

その場の全員が、苦笑いをしていました。

「最近、多いんですよね」

「日本も変な国になっちゃいましたよね」

「うちは留守番メッセージを確認してから出るようにしています」などなど…。

それぞれが思い思いの発言を始めました(笑)。

コントじゃなくて、実際に「このタイミングで、こんなことがある⁉」という経験でした。

 C様は今も穏やか。

 ご家族様も「この様子なら、バックベッドを確保している病院へ入院せず、自宅での看取りができそう」とお考えです。

 娘様のお一人が「ちょっと出かけて来るね。すぐに戻るからね」と声を掛けると、『お?そうか?』というように、眉を上げて反応を示されます。

 いい時間が流れているのに…詐欺電話…(涙)。

 最近は、固定電話も減少傾向と聞いています。

 携帯電話にも詐欺電話。

 事務所の電話には営業電話。

 業務執行妨害ですってば…。

 せっかくいい雰囲気も、台無しですよ…。

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