「夫」から「息子」へ

在宅介護

 ごきげんよう。きいです。

 最近、ふと感じたことがあります。

 訪問看護に伺ったご家庭で、「洗濯機の使い方を書いた手書きのメモ」を見なくなったな…ということ。

 「どういうこと?」と思わるでしょうね。

 訪問看護の利用者様。

 超高齢の女性が増えています。

 在宅介護が始まるとき、その女性の「夫」はすでに他界されているか、「施設に入所中」のことが多いんです。

 以前は「主介護者が夫」というケースが、今よりも多かったように思います。

 もっとお若いうちに在宅介護が必要になる方が多かったからなのかもしれません。

 

 妻が病気になり、ほとんどやったことがない家事をやらざるを得なくなった「夫」のために、子供が「洗濯機の使い方を書いた手書きのメモ」等を電化製品に張り付ける…。

 「頑張れ~!」と心から思ったものでした。

 それが、「元気だった女性がいよいよ超高齢となり、在宅介護が必要になる頃」には。

 すでに夫が先に…、ということなんですね(あくまでも一般論です!)。

 では、その元気だった超高齢の女性の在宅介護を支えるのは誰か?

 「息子」様が多いんです(これも、私の周りの話です)!

 でも。「夫」は家事に苦労されることが多かったようですが…。

「息子」様方は、家事を上手にこなします。

 買い物もネットスーパーで注文したり、料理もされ、フットワークも軽いです。

 家事をしてこなかった世代と、家事をすることに抵抗がない世代への移行の時を迎えているのかもしれません。

 時代の流れを感じます。

 それでも、超高齢の女性が100歳近かったら、その息子様も70代以上だったりして…。

 その息子様がお一人様か、そうでないか。

 ダブル介護なのか、そうではないのか。

 結婚されていたとしても、実は親だけではなく「妻」が要介護状態だったとしたら…。

 いやいや、「妻の両親」も要介護状態でご存命だったら…?

 いやいやいや、「自分」が要介護状態の可能性は…?

 あらら、どんどん話がずれてきちゃいました(笑)。

 「誰」であっても。

 介護が大変なことに、変わりはありませんね。

 

 

 

 

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