ごきげんよう!きいです。
今回は<認知症の診断が…。>のCさんのお話です。
Cさんは、今も御自分の物忘れが気になっています。
ですが今も病的なものではなく、年齢相当のようです。
自分で買い物をし、仲間と時々集まっては食事をし、自宅内はいつもきちんと片付いています。
私は訪問の度に、Cさんから物忘れの相談をされます。
それは今も続いています。
だけど。
今回Cさんが違う話をされました。
「自分が稼いできたお金を、自分のために使おうと思ったんだけどね。処方はもらえなかったけれど。
使い方を変えて、老後は施設に入るのもいいかなって思うんですよ。」
そうですね。
レカネマブをもらえなかったと悔しがる毎日よりも。
認知症になって何もできなくなる自分を想像して不安になるよりも。
「施設に入ればなんとかなるかも」と肩の力を抜いて、毎日しっかりと生活される方がCさんらしいと思います。
だけどCさん。
もうすぐ90歳ですが。
「これから」のことを話すときに「老後は…」と仰ったこと…。
やっぱりすごいな…と思いました。
