ごきげんよう!きいです。
9月21日は「世界アルツハイマーデー」、9月を「世界アルツハイマー月間」と、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関は共同で定めています。
認知症についてのセミナーやイベントも多く行われていますね。
私も、ある場所である法人が主催の「世界アルツハイマーデー記念公演会」に参加してきました。
認知症専門医である訪問診療医の公演。
地域で活躍している、居宅ケアマネジャー・施設ケアマネジャー・訪問看護師・薬剤師がパネリストとして参加。
ケアマネジャーによる支援・デーサービス・デイケアの利用について・訪問看護の利用・施設入所について活発な意見交換がなされました。
その中で、面白いなと思ったこと。
デイサービスの中に、企業とタイアップして「デイサービスの利用者が、そこで収益を得る活動をする」という試みを始めているところがあるということ。
成功例の紹介がありましたが、「成功例があれば、失敗例もある」と私は考えます。
就労とは違う。
働く人は雇用されているわけではないので、労働の責任はない。
有償のボランティアととらえても…とても不安定な関係性です。
体調にも波があるし、コロナ等の感染があればデイサービス自体が「活動中止」となることも。
それでもうまくいけば、利用者は社会貢献ができ収入が得られることに。
「デイサービスなんかには行かない」と言っていた方にとっても、「自分が役に立つのなら」と新たな活動の場になるかもしれない。
ぜひ、成功例が増えて欲しいと思いました。
その「収益を得るための活動」の内容によっては、うまくいくんじゃないかなぁ…と期待します。
認知症の方が「病人」ではなく「社会貢献できる存在」であり、それ自体が「治療」になれば。
認知症の治療は「薬物治療」だけではないですものね。
