「注射、するの?」

在宅介護

 ごきげんよう!きいです。

 今日は、ある利用者様Jさんに質問されて「え~っと?これは?」と悩んでしまった話です。

 Jさんの入浴介助中のこと。

 天気は曇り。午後とはいえ、気温が低い日のことでした。

 いつもは「カラスの行水(自称)」というJさんですが、この日はいつもよりゆっくり湯船につかっていらっしゃいました。

 その時に、「これからはお風呂にも〝寒さ対策〟が必要になりますね…」という会話から、

寒さ対策→風邪対策→インフルエンザや新型コロナ等のワクチン接種の話になりました。

 Jさんは私に聞きました。

「きいさんも…注射、するの?」

私は『え~っと?これは?』と、ちょっと考えて…。

「Jさん…それは『私(きい)もワクチンの注射を受けるのか?』という質問ですか?それとも『私はワクチンの注射を人へ打つのか?』という質問ですか?」と、問い返しました。

 利用者様の中には、時々「訪問看護師だけではなく、自分の主治医や担当ケアマネ、訪問ヘルパー等の支援者は、みんな同じ〝病院やクリニック〟に所属していて、そこから派遣されてくるのだ」と思っている方々がいらっしゃます。

 そのようなグループ企業的なところもあります。

 ですが、すべてがそうではなく、私が勤める訪問看護ステーションは〝病院やクリニック〟に所属していません。

 ワクチン接種は、医師が医療施設や訪問診療で行うもの。

 訪問看護ステーションの看護師が、利用者様へワクチンを打つことはありません。

 ※医師の指示で、医療機関と連携をして「点滴や抗生剤、ある種の薬剤を投与すること」はあります。

 ちなみにこの時の、Jさんの「きいさんも…注射、するの?」という質問。

「私(きい)もワクチンの注射を受けるのか?」という意図でした。

 私も、素直に言葉通りに受ければいいのにねぇ…。

 人に注射を打つこともあるがゆえに…ちょっと深読みしすぎちゃいました…(笑)。

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