こたつの甘い罠

在宅介護

 ごきげんよう。きいです。

 朝晩と、冷え込むようになりましたね。

 訪問看護に伺っていて、こたつと出会う頻度が増える季節になりました。

 こたつ…好きなんですけれど。動くのが億劫になっちゃいますよね。

幸せそうなんだけど

 最近訪問看護が開始となった利用者様。

 ご夫婦共に認知機能の低下が著しいのですが、そのお二人…。昨日はこたつに肩まですっぽりと入ってしまい、ぬくぬくと幸せそうでした(笑)。
 利用者様は、奥様の方なのですが…。そのご主人とお二人、どうも食事と水分摂取量が減少しているようなんです。
 内服を忘れることも増えています。

 このままではよくない!

 近くに住む娘様が、毎日のように電話をしたり、直接出向いてサポートされていますが…。

ご両親への接し方がキツイんです。苛立ちが感じられるのです。

とても大変な状況であることが、ヒシヒシと伝わってきます。


 これからもっと寒くなると、益々こたつから出られなくなりそう…。

 こたつから出るのが億劫で、トイレに行くのが面倒だから水分を飲まない・飲み物を取りに行かない・食事も面倒くさい・内服なんてしなくていいや…。

 認知機能が落ちてきている人々が時々陥ってしまう「こたつの甘い罠」です。

 こたつの中で失禁。

 褥瘡(床ずれ)発生。

 低温火傷。

 脱水・発熱…。

 いろいろ心配です。

 注意深く見守る必要があります。

 娘様への支援も同時進行で行わないといけません。

 底冷えのする古い一戸建ての寒さ対策。

 難しいです!

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