デイサービスの見学に行ってみた~前編~

母の介護

 ごきげんよう!きいです。

「要介護1」の認定が下り、いよいよデイサービスの利用に向けて一歩前進したまりぃさん。どんなデイサービスがまりぃさんに合うのか。デイサービスそれぞれの特色だけでなく、利用する方の人数(大人数でワイワイなのか、少人数で和気あいあいなのか)や送迎の時間、移動距離がどれくらいあるのか?など、相性だけでなく物理的な面も考えて行かないといけません。今回はのんさんの案内で、まりぃさんと共に3件のデイサービスを見学して回った時の話です。

デイサービスにも色々あるのね。

 デイサービスは介護保険サービスの一つです。通いの施設で、食事や入浴の提供や機能訓練・レクリエーションなどを日帰りで行われています。

 事業所によって特色があり、TVでは「アクティブシニア向けに、施設内だけで通用する通貨で楽しむギャンブルを提供しています」といった紹介を見たこともあります。

 デイサービスも介護ビジネスの一環。円満な営業を続けるために様々な工夫もしているようです。

 まりぃさんはのんさんとの面談の時に、とても張りきって「私は小さなころから、暴れん坊だったのよ!身体を動かすのが大好きで、ソフトボールの試合の助っ人にも駆り出されたりして…」なんて言う話を意気揚々と話していたものですから…。

 のんさんはまりぃさんにはリハビリ要素の強いデイサービスが合っているのではないかと考えてくれました。

 1件目は車で15分程の距離にあるあまり大規模ではない、レクリエーション、脳トレ、マッサージを受けたり、血流が良くなる機械なども利用できる、整骨院が母体のデイサービス。一日の参加人数もさほど多くない分、一人一人をしっかり見てくれそうな印象がありました。

 2件目は車で20分程の距離にある、大手の会社が運営するデイサービス。塗り絵や書道、絵画など、美術的な活動が盛んで脳トレがメインという印象を受けました。大きな建物で参加人数も多そうです。見学に伺ったときには、チームに分かれてボウリングゲームを楽しんでいました。

 3件目も車で20分程の距離にあるデイサービス。大手が運営しており、こちらは割と日の利用者様の数が多いとのことでした。食事やおやつの味に自信があり、体調が悪くなった方用のベッドの確保もされていると話されていました。時間がゆったりと流れている印象でした。

 3件とも送迎・お食事とおやつ、お風呂付きです。私にはどこも素敵に見えてしまって、とても迷いました。

まりぃさんの反応

 まりぃさんの反応も上々。デイサービスに全く戸惑いや抵抗が無いのかしら?と思うくらい、何を見ても聞いても「あら、楽しそうね~」「私もやってみたいわ」といった具合で、どこに行ってもご機嫌です。後で疲れやしないかと心配もしましたが、その点は大丈夫でした。

 よく「大人数の中に入るのは気が引ける・疲れる」「年寄りばかりの中に入りたくない」とデイサービスの利用を嫌がる方もいらっしゃいます。なぜかまりぃさんは違いました。

 私が思うには、父も施設入所になる前にデイサービスを利用していたので、まりぃさんは抵抗が無かったのかも知れません。

 そしてもう一つ。レールや枕木がちぐはぐなのをごまかすために、笑顔全開なのかもしれない、とも考えます。真実がどちらかはわかりません。でも私の本心は「デイサービスに嫌がらずに通ってもらえればそれでいい」だったのです。

 多少まりぃさんが馴染むのに努力を要しても、それも社会性の向上です。大切な事です。

 私が仕事を続けるためにも、在宅介護を続けるためにも…。どうかまりぃさん、ここは頑張ってください!

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