まちこさん(仮)の励まし

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 ごきげんよう!きいです。

 この週末、まりぃさんの面会へ行って来ました!

 今回のまりぃさんの様子は…相変わらずです。

 面会のブースに座っている理由がわからなくって「なんや分からん」を何度も何度も繰り返す。

 私が「きいよ!お母さんに会いに来たのよ!」と何度言っても「なんや分からん」を繰り返し、

 外に停まっている車を見ては、指をさして首をひねり…。

 特養Nの理念を見つめては…「なんや分からん。」

 私からの言葉は殆ど届かず、「自分はなぜ今ここに座っているのか?」が不安で仕方がないみたい。

 担当のSさんが耳元で「娘さんが来てくれてるのよ!」と叫ぶように言い聞かせてくれて、ようやく「きいちゃん?」と言ってくれました。

 Sさん曰く、どうも最近のまりぃさん。

 周囲からの言葉が届きにくいことが増えているようです。

 塗り絵もあんなに好きだったのに、単色ではみ出しながらでも塗れていたのに。

 いよいよ隣の人を覗き込んで様子を伺っても、塗れなくなった。

 歩く状況は変わりなし。

 夜、度々起きて歩き回っても、昼は眠らず起きていることも変わりなし。

 体力や運動機能は変わりないのに、知的な面は落ちているな…。

 認知症は少しずつ進行している…そう感じました。

 ただ救われるのは、特養Nにいること。

 一人で歩いていると、お友達のまちこさん(仮)が「まりぃさん、危ないじゃないの!」と手を取ってくれて…(「二人で手を繋いで歩くのも危いんですけどね…」とSさん談)

 「なんや分からん」を繰り返していても、まちこさん(仮)が「私がいるじゃないの!」と励ましてくれるのだとか。

 本当に、特養Nに入所してまちこさん(仮)に出会えたこと。

 心からありがたいと思う。

 「まりぃさんには、のびのびと歩いてもらいたいんですよ」と言ってくれるSさんがいてくれること。

 感謝しかない!

 今の私にはまだ「家に閉じ込めて不安にさせることしかできない」と思うから。

 そして「今もまだ、私にも何かできないか」と考える自分がいることにも気が付きました。

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