終活を始めよう!とは思ってみたものの。
「さて、何から手を付けようか?」
あれこれやらないといけないこと、片付けないといけないことがたくさんあって、なんだか大変そう。大切な物をまだ手放したくない。自分の秘密を知られたくない…。
ここでせっかくの決意が揺らいでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
では、何から手を付けたら良いのかを、先ずは考えてみましょう。
自分を知ること
最初の一歩。それは、自分を知ることです。
終活は「自分の片付け」ですが、自分だけではできないことがあります。
自分が亡くなるかも知れないとき、どうして欲しいのか。延命を希望するのかしないのか。
その意思を自分に変わって伝えてくれる人が必要です。
亡くなった後の葬儀や自分の大切にしていたものをどうして欲しいのか。残されたものをどうやって片付けてもらいたいのか。
その自分の意思が思い通りに達成されるためには、自分以外の誰かが実行することが必要です。
自分以外の人に、頼みごとをするのは簡単な事ではありません。
それも「希望する通りに」というのは非常に難しいことです。
何を、どこで、どんなふうに。それをしっかりと伝えないといけません。
どうするのかを考える以前に、先ずは自分が何を所有しているか、それはどこに、どれだけあるのか。それを自分の思い通りにするためにはどうする必要があるのか。
それらを確認しましょう。
確認すること
例)・自分の血縁者の現状や連絡先を確認する
・自分の所有する正の財産、負の財産の両方を把握する
(どこに、どれだけあるのかを明らかにする)
・古い銀行口座が放置されていないか確認をする
・銀行の通帳・キャッシュカードがそろっているか。暗証番号を間違って把握していないか、銀行印 を紛失していないかを確認する
・生命保険に加入している場合は、受取人が誰になっているかを確認する
・クレジットカードは何枚あるのか。そのうち使っていないものや年会費がかかっているものはどれかを明らかにする
・自分がこれからも大切にしたいもの。手放したくないものを明らかにする
・年金や医療保険料、介護保険料の滞納の有無を明らかにする
・自分が誰かの連帯保証人になっている場合、その人の連絡先を確認する
これからどうしていきたいのかを考える前に、先ずは自分について知っておきましょう。