ごきげんよう!きいです。
週明けの朝。事務所で緊急待機用スマホを、次のスタッフへ引継ぎをした後。
やっぱり、ホッとしました。
日曜日の夜間に緊急訪問が発生しましたが、深夜ではなく命に関わるようなことでもなかったので、ありがたかったです。
これからも、そんな待機が続くといいなと思います。
帰宅して、何の気なしにTVをつけたとき。
情報番組で、東京都知事選やイベント、事故について等…。週末もいろいろあったんだなぁ、今週もいろいろあるんだなぁと、ぼんやり考えました。
そういえば、TVで何度か耳にしたのは「フキハラ」という言葉。
「不機嫌ハラスメント」というものらしいですね。
今も「ハラスメント対策」について、事業所単位でも取り組むようにと政府から言われていますが。
「不機嫌」までがハラスメントだと言われてしまうと、もう…どうしたら良いのか…(涙)。
ハラスメントの予防・対策を考えていかないといけない立場としましては…。
不機嫌な感情を表出することもできなくなるのって、どうなんだろう?
今TVで取りざたされているのは「会社等の職場で、上司に書類を提出したらため息をつかれた」とか「バイト先でコップを割ってしまったら、店長に舌打ちをされた」など、ビジネスの現場の話。
でも、こういう「フキハラ」等の言葉って、すぐに広がっていくんですよね…。
利用者様や、ご家族と話している時に「良くないことを伝えなくてはいけない場面」や、「相手にとって受け入れ難い、方向修正の提案をしないといけない場面」等が医療職の場合、どうしても避けられない時があります。
そんな時の態度として、高圧的ではいけない・見下しているような態度をとってはいけない・相手の意見を伺う時に不機嫌そうに見られてはいけない・かといって笑ってもいけない…。
もう、大変です…。
もちろん「不機嫌さを相手にぶつける」ということは、NGだと思います。
だけど「つい見え隠れする不機嫌(ため息など)」をハラスメントだと受け取られてしまったら。
スタッフ同士で話している時も、「あなたに」ではなく「他の何かに」不機嫌さが出てしまうことってあると思うんです。
夫婦喧嘩をした。子供が部屋を掃除しない。電化製品の修理etcが予定通りに進まない…とか。
体調が悪い。睡眠不足。忙しくて休憩や食事が摂れなかった…なんていうことも。
そんなことを全く表に出さないように注意をしながら、仕事をしないといけないのかなぁ。
それとも「私は今、家庭内のあんなことやこんなことで不機嫌に見えるかもしれませんが、それはあなたのせいではありませんので、気にしないで下さいね」と、誤解を招かないために表出する必要があるのか…(笑)。
きっと、「その場面にある上下関係」や「コミュニケーション不足」等の問題が、事をより複雑にしているんだと思うのですが…。
ハラスメントの定義を振り返ってみると、「相手に不快感を与えるいじめや嫌がらせによって、就業環境を悪化させたり精神的ダメージを与えること」となります。
ハラスメントが難しいのは「している側の〝知識不足〟や〝固定観念〟の影響を受ける」ということ。
「家でいろいろあったから、つい部下へのあたりがきつくなってしまった」という、いわゆる「八つ当たり」も今は「フキハラ」。
私自身も、「今の自分は人からどう見られているか?」を振り返ったり、ハラスメントについての知識を日々考えないといけないんだろうな…と思いました。
ちなみに、部下から上司への「逆ハラスメント」もあるようですね。
本当に難しいですね…(涙)。