ごきげんよう。きいです。
最近、利用者さん一人一人の看護ですごく感じるのは…。
「昔よりも複雑な支援が必要になっているな」と言うことです。
何かの処置が複雑になったという訳ではありません。
利用者様だけでなく、ご家族も含めたサポートがとにかく大変になって来ているように感じます。
ご家族に介護は難しそう。それでも『退院させてあげたい。家で過ごさせてあげたい』という希望が強く、自宅へ退院。在宅介護が長くなると「私が眠れないと倒れるかもしれない」と〝寝ろ寝ろ攻撃+傍にいない〟という結果に。
訪問看護が始まると「気を遣うから休みたい」と訪問をキャンセルする利用者様。訪問頻度を減らすことに対する、ご家族のお気持ちを伺おうと連絡をしても…電話に応答なし。
内服薬の管理が難しいのに、便利グッズを紹介してもあれこれ理由をつけて使って下さらないご家族。毎回毎回薬の残数を確認しては「家に上げてもらえない訪問薬剤師さん」へ状況報告をする。そしてリハビリは進まない…。
一人暮らしの認知症の方。デイサービスを増やしたいお気持ちがあるのに、送り出しのヘルパーさんの導入を拒むご家族。理由はお金が掛かるのが心配だから。
などなど。
どうも「支援者はいるのに、サービスも受けられるのに、上手く利用して下さらないケース」に私たちは振り回されている現状があるようです。
介護はできるだけ回避したい。協力はできない。だけどお金も出したくない。本人が何とかできるはず。
そして現実を見ようとしない。
それが原因なような気がして…。
困っちゃうなぁ。