ごきげんよう!きいです。
最近、映画館で「国宝」を見て、圧倒されて。
映画館での映画鑑賞の良さを再認識しまして。
今度は「フロントライン」を観てきました。
ダイヤモンド・プリンセス号で、〝未知の感染症〟が発生。多くの感染者の治療にあたったDMAT・船のスタッフ・厚生労働省の役人の活躍と葛藤を描いた映画…です。
「国宝」は「映画」として観れたけれど。
「フロントライン」は、映画ではなく、「リアル」でした。
外出制限が出される中訪問を続け、陽性者の元へもガウンを着用し訪問に回ったあの頃。
あんなことがあった。
こんなこともあった。
いろいろ思い出しました。
今は「アフターコロナ」と言われていますが。
「コロナ禍」にあった「良くなかったこと」を、私たちは繰り返さないようにできるかしら。
もしまた、「新しい感染症」が蔓延した時。
無責任なうわさや報道。
いじめや差別。
無責任な行動や、過度な警戒。
「コロナに学ぶ」「コロナを振り返る」はこれからも大切だと思いました。
私たちは今もまだ「訪問中はマスクを外さない」が続いています。
他のスタッフと同行訪問の時には、車の中でもマスクを外せません。
新採用のスタッフの素顔を、まだ見たことがありません。
実は私、「入浴介助の時くらいは、マスクを外しても良いんじゃない?」と思っていました。
暑さのためです。
街に出れば、ほとんどの人はマスクを着けていません。
電車の中でも。
SNSでは「今時まだマスクを着けてるのって、ありえない」という言葉も目にしていました。
誰か、「医療者もマスクを外して良いですよ」って、偉い方が言ってくれないかしら?
そう思っていました。
そして…今日の「フロントライン」です。
エンドロールの時…「映画の都合上、マスクを外して会話をする場面がありましたが、実際は食事の時以外は常にマスクを着用していました」というようなメッセージが流れました。
ああ、そうでしたよ。私たちも。
そしてまた、コロナが増えてきているとも耳に入ってきます。
やっぱり外せないか…。
それが良いのか?
悪いのか?
私たち医療者は〝弱者〟なのか?
