ふと、思ったこと。

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 ごきげんよう。きいです。

 いつも介護をしている方、介護を受けている方、介護を支えている方と関わる仕事をしています。

 そして ふと、思ったこと。

 (ご家族等が)適切な介護をしなければ、ペナルティーがあるけれど。

 介護を受け入れない・拒否をする要介護者(本人)にはペナルティーがないのは…。

 不平等なのだろうか。

 例えば、家族が「介護が大変だから、仕事を続けないといけないから、デイサービスへ行って下さい」とお願いをした場合。

 「そんなところへは行きたくない。家にいた方が楽。子供が親を介護するのは当然だ」などと言って、デイサービスへ行かなかったために、子供は介護のために退職することとなり生活が困窮してしまった…。

 そんなケースで。

 子供が親に対して「自分の生活が困窮した原因はあなただ」と言って、損害賠償を求めた…。

 そんな話、聞いたことないなぁ。

 親子で訴える・訴えないなんて…ねぇ。嫌な話。

 病気があって、障がいがあって。高齢だったり幼かったり。余命が僅かだったり、苦しみや悲しみの中にいたり。

 それならば、周囲の人を傷つけたり、不利益を与えたり、何をしても許されるのか。

 でも。親子・兄弟等の関係でも、人対人。

 介護を受けるなら「受け入れる」べきだと思うし。

 本人が「介護を受け入れません」というならば。

 「介護をする人が、介護を怠ったのではなく、本人が拒否をしたのだ」と、何かが起こったとしても、ペナルティーを与えてはいけない…のではないか。

 白か黒かではない。お金や賠償や責任がどうこうとも言っていられない。

 そして「介護をする人が、介護を怠ったのではなく、本人が拒否をしたのだ」と証明もできない。

 介護をする人の立場は、実は弱い。

 「介護には、お互いを思いやる気持ちが必要」なんて、夢物語のようなことを思い浮かべてみたりして。

 それが夢物語だと思ってしまうほど、私の気持ちも荒んでしまっているのか…なんて…。

 そんなおかしなことを考える、夏の週末…。

 本当に介護って、それぞれのケースで「微妙なバランスの上に成り立っているんだなぁ」としみじみ感じます。

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