ごきげんよう。きいです。
ここのところ、ずっとずっと考えていたことがありました。
自分自身の過去記事を読み返しては、「今」と比較してみたり。
私がブログを書き始めたのが、2021年のこと。
そのころから2025年の今まで。何かが変わったのでしょうか?
良い方向へ変わったことは、認知症の方が増えることにどうやって対応するかを「自治体」が考え、動いていること。
私が住む県では、認知症介護についてのアンケートを実施していました(私はそれを把握していませんでしたが…)。そこで明らかになった「どうやって受診をさせたらよいのかがわからない」という問題。
それを受けてだと思うのですが。健康診断の問診票に認知症の傾向があるかどうかを診る設問が加えられました。
そこにチェックがついた人には、物忘れ外来が紹介され、無料で検査を受けることができるという支援ができました。
まだどれだけの方が、その支援を受けて受診したのか…まではわかりませんが。
また、介護について話す「場や機会」が増えたこと。
特にビジネスケアラーへの支援、介護離職の防止への活動は注目が高まっています。
悪い方向へ変わったこともあると感じます。
先ず、「医療」全体が疲弊しています。
医師も看護師も、他のコメディカルも。みんなみんな疲れ切っています。
人は減っているのに、患者様と守らないといけないルールは増えるばかり。
そんな中、大手企業の新卒の新入社員の初任給が30万円を超えてきたというニュースは、私たち(いや、私だけかも…?)の気持ちをさらに萎えさせるものでした。
人だけでなく、衛生材料や薬に出荷制限がかかっているものも、どんどん増えています。
人がいない・物がない…。病院を守るために、在宅に負担がかかっているように感じます。
そして「介護」は、もっと厳しい現状です。
働く人がいない。デイサービスやヘルパー事業所が閉じている。
施設で働く人も、副業やアルバイト、外国人スタッフの割合が上がっているようです。
私が要介護者となったときに、今と同じサービスが受けられるとは思えません。
老後資金の必要性を、今から強く感じます。

先日ある老人ホームに入居されている方が、体調を崩しました。
「何かあったら、夜勤のスタッフから相談させてください」と施設スタッフさん。
「もちろんです」
「でも…今夜の夜勤スタッフは日本語がまだ少し苦手な子で。うまく状況をお伝え出来ないかもしれません。」
「では、できるだけわかりやすく答えられるように、こちらから質問をします。それでも確認が難しければ、訪問して確認となるかもしれません」
…そんなことがありました。
今は「公助が困難になりつつあり、共助・自助の必要性が高まっている」
「まるで災害みたい」
…過去のブログに書いた、そのまんまだ。