ごきげんよう。きいです。
今回は、ある老々介護のご夫婦の話。
衰えていく体力と筋力に、今使っているベッドやマットレス、訪問サービスがマッチしなくなってきました。
利用者様は奥様。
キーパーソンは旦那様。
奥様は大きなベッドで横になり、ベッド柵に掴まることもリモコン操作もできません。
横を向くのにも「あなた~!」と旦那様を呼ばないといけないし、「父がどこにいても母が困らないように」とお子様は家庭用ナースコールを購入。
旦那様は離れられなくなってしまいました。
奥様が自分で動ければ、旦那様は楽になるのに…と思うのですが。
奥様が動きやすくなるように、ベッド・マットレスの変更を提案するのですが…。
「交換の間、待っているのが無理。」
自宅の浴室での入浴・シャワー浴もできなくなり、ベッド上での洗髪・部分浴・清拭になってしまい、訪問入浴への移行を提案しても…。
イメージできるように、YouTubeの動画を見て頂きましたが…。
「仰々しいのが嫌。」
誰が嫌がっているか?
実は奥様ではなく、旦那様なんです。
なんだか不思議な気がします。
週末に息子様はお母様の介護のために「お姫様抱っこ」をされたとか。
お嫁様のことは「身体をおこすのが、とっても上手なの~」とべた褒め。
このままでは「寝たきり街道まっしぐら!」になってしまいます(涙)。
きっと「無理や嫌」の中に、いろいろなお気持ちがあるのでしょうけれど…。
でも、ちょっとだけでも、挑戦してもらいたいのですが…。
旦那様は「倒れるまで自分がやります」と仰るけれど…。
倒れた後…どうするんでしょうか…???