時間の認識

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 ごきげんよう。きいです。

 昨日お伝えした<どうやって?>の、行方不明になってしまう方々の現状。

 もちろん、昨日の記事ではピックアップしませんでしたが「当日に発見されました」と報告される方の方が多数なんです。

 本当に皆さん、すぐに見つかって欲しいです。

深夜に外へ

 行方不明者の情報メールを見ると「行方不明になった時間」も掲載されています。

 そして気付くのが「夜中に行方不明になる方が少なからずいらっしゃるんだな」ということ。

 まりぃさんも、かつては夜中に目を覚まし、パジャマのまま外へ出てしまった事がありました。

 外に出なくても、ベランダに出て窓は全開!

 外を眺めて「ここはどこなのか?何で真っ暗なのか?」と聞きました。

 夏には、虫が入って大変な目に遭ったこともありました。

 3時半。なぜだかまりぃさんは、その時間に目を覚ますのです。

 脳が委縮するって、そういうことなんだろうな…と思っていました。

 まさに「見当識障害」でした。

 時間の見当識障害+睡眠の浅さが、夜間の外出に繋がるのですね。

そろそろ…

 私…。親の施設入所を積極的に考えるべきタイミングってあるな…と思うんです。

1.排泄の失敗で家が汚染されるようになった時。

 これは家族にとって、非常につらいことであるからです。介護職にも、辛い思いをしながら汚染された家を掃除するご家族の姿は、容易に想像できるものです。心が折れたり、家族の不満が溢れて「在宅の限界」と感じてもおかしくはないと思います。

2.暴力や暴言が見られるとき。

 これも家族にとって、非常につらいことです。内服治療が必要となりますが、それが上手くいかないとき。家族の怒りや恐怖心がMAXになる前に、何かしらの対策を練る必要があります。

3.深夜の徘徊が頻繁になった時。

 それを防ごうと、いろいろ手を尽くすご家族は必ず睡眠時間を削られ、体力と気力を消耗します。外に出てしまった本人も危険な目に遭うことになり、〝保護〟が必要になるからです。

これらの状況が見られたときは、施設入所を積極的に考えるべきタイミングだと思います。

 危険の回避。事故の予防。限界に達した家族による、認知症者への暴力や虐待の防止。それを考える必要が出て来る時です。

 「親を施設に入れるのは可哀想」「親不孝なのでは?」「周りになんと言われるか…」

 そのレベルを超えているのではないか?

 ケアマネさんや相談できる方と、考えてみるタイミングだと思います。

 そして、施設入所には時間がかかることもあります。

 施設探しがスムーズにいかないこともあります。

 「施設選びには時間がかかるもの」を念頭に、その一歩を「進める」のが先決。

 どうしても抵抗があるのであれば、施設に目星をつけて「保留」にしても良いのです。

 私もかつて、「もしかしたら、この症状はもうすぐ落ち着くかもしれない」と思いました。

 でも、症状は進むのです。

 現にまりぃさんは、今も特養Nで毎晩歩いています。

 施設内だから、行方不明にならずに歩けるのです。

 

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