「人生会議のススメ」

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 ごきげんよう!きいです。

 今回は、週末に気が付いた「事務所に置かれていた資料」の話です。

 その資料は、地域包括支援センターが配布しているもの。

 「先ずはこれからの人生をどのように生きたいかを考えることから始めませんか?」

 「医療や介護が必要になったとき、あなたはどうしたいですか?」

 自分の思いを大切な方と共有しましょう。

 それを話し合う場を人生会議と言います。

 

 というメッセージが、素敵なイラスト入りでオールカラーのペラペラじゃない紙(笑)に印刷されていました。

 すみませんが、ここから先は私の個人的「愚痴」となります。

 大した愚痴ではないと思うのですが。

 嫌な方は、どうぞスルーしてください。

 では、ここからが私の愚痴になります。失礼します。

 まずね。

 私、このプリントを手にしたとき。

 正直、がっかりしたんですよ。

 「まだ、ここ?」って。

 調べてみると、これは「意思決定支援普及啓発事業」の一つのようですが。

 私。このプリントに興味を示し、自ら手にする人。手にして「大切な人」に渡すような方は、わざわ啓発しなくても大丈夫な方々だと思うんですね。

 「今後の人生を誰と、どこで暮らしたいか」

 「施設が安心?我が家で暮らしたい?」

 「今の健康状態を確認しましょう」

 「もしもの時、どこまでの治療を望みますか?」

 「最後の時を、どこで過ごしたいですか?」

 本当に必要なのは、人生会議を開きたくてもそれができず、家族とも疎遠だったり家族という機能が破綻している方々への支援なのではないか。

 介護が必要であっても向き合うことなく、目をそらし続けている家族への支援なのではないか。

 「今後のことを考える」ということを、あえて避けている方への積極的支援なのではないか。

 そんな方々へ「人生会議」を勧めても。

 そんな方々は、この素敵なプリントをどこで手にするんだろう?

 そして地域包括支援センターの連絡先が記載されているけれども。

 地域包括。お仕事が大変だという話しか入ってこない。

 このプリント。

 役所や保健センター、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、そして訪問看護ステーション。

 そこに山積みになって置かれている…そして時間が経っていく…そんな状況しか想像できない。

 企画から制作、完成までにどれだけの人と時間と予算が必要だったんだろう?

 もったいない。

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