帰って来ました!

介護の現実

 ごきげんよう!きいです。

 兄が病院を退院しました。緩和医療へ移行した時の退院の時よりも、元気に退院しました。

 (今、このブログを書きながら「元気」という文字を入力できる喜びを、ひしひしと噛み締めています!)

 病院の皆様、大変お世話になりました!またお世話になるかと思いますが、その日ができるだけ遠い未来になるように、頑張ります!

兄を迎えに

 病室へ迎えに行くと、またして兄は準備万端で待っていました。会計手続きも終わっていました。

 病棟の看護師さんから持ち帰る薬と、訪問診療医のY先生宛の〝診療情報提供書〟と訪問看護師宛ての〝看護サマリー〟を受け取りました。

 この看護サマリー、通常は〝カルテ開示〟を求められない限り、家族の目に触れることはありません。

 だけど申し訳ないことに、兄のケースでは連携先の訪問看護師テーションが〝患者家族の勤務先〟になってしまいました。

「妹さんが読むことになる」ということを前提に書かざるを得ない文書。

「書きにくかっただろうなぁ」

そう思います。

 私達訪問看護師も、計画書や報告書を提出するべき〝主治医やケアマネジャー〟が利用者様のご家族であるというケースを良く体験します。

 そこに書き込む文言は、一言一言失礼のないように厳選されたものになります。

 もちろん、他の皆様は失礼があっても構わないという訳ではありませんし、利用者様やご家族様を思った文言が並びます。

 ただ、その文書を作成する際のプレッシャーが違うのは現実。

 だから私も兄の〝看護サマリー〟を手にして「書きにくかっただろうなぁ」と思うのです。

 しかし、そのおかげで医療連携が図れます。

 ありがとうございます。

出発

 その大切な文書と大切な薬を持ち、看護師さんと一緒に部屋の中に忘れ物が無いか確認し、レンタルして歩く練習をした4点杖をついて、兄は歩いて病棟を出ました。

 見送って下さった皆さんの笑顔。忘れません。

 私の運転する車で帰宅した後、私はショッピングモールへ買い物に行き、これからお世話になるヘルパーさんが料理を作る時に役立つように、調味料入れや保存容器、食器洗いのスポンジなどの台所用品を買いました。 

 兄のリクエストの丸亀製麺のお持ち帰りのうどんも、ちゃんと二人前です!

 持ち帰ったうどんを二人で頂き「二人で食事をするのが久し振りである」ということに気付きました。

 うどんだけでなく、いろいろな思いを噛み締めた時間でした。

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