糖尿病と庭の柿

在宅介護

 ごきげんよう!きいです。

 すっかり涼しくなり、すっかり秋めいてきましたね。

 先日、利用者様のご自宅で立位トレーニングをしていた時。

 その方が足元ばかりを見てしまうので、少しでも顔を上げて頂こうと思った私は、庭が見える障子を少し開けさせて頂きました。

 するとそこには、立派な柿の木がありました。

 まだ青いものもありましたが、赤く色づき始めた実を枝いっぱいに付けていました。

 「あの柿は、甘柿ですか?」と伺うと「そうだよ」とのお返事。

 ただ、食欲が落ちてきている90歳近い利用者様には、あまり興味がないようでした。

美味しい果実が食べ放題


 この「庭の柿」。

 実は、「Ⅱ型糖尿病の方の庭には柿の木がある」という話を聞いたことがあって…。

 結構あたっているような気がします。

 もちろん学術的な話ではなく、エビデンスも無く(笑)。

 訪問看護師間で囁かれるだけの話なんですけれど。

 「柿の季節は、一日3個は当たり前」「いくら食べても親から怒られなかった」

 そんな利用者様の話を聞いたことがあるリハビリスタッフも。

 すぐそこに、甘くておいしい果実があって。

 子供の頃からずっと食べ続けてきた、美味しい秋の風物詩。

 放っておくと落ちてしまったり鳥に食べられてしまうし。

 食べごろの時に収穫し、ご近所さんにも配って…それでもまだ実は育つ。

「もったいないから食べちゃえ!」となってしまうんですね。

 この、「もったいない」…。

 糖尿病の方にはかなり危険なワードです。

 気持ちはわかるけどなぁ…。

 糖尿病は、気が付いたら悪化している病気です。

 認知症との関係も指摘されています。

 ひどくなる前に食生活を見直した方が良いのだけれど。


「庭の柿」…。

 罪な奴。

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