ごきげんよう。きいです。
ある利用者様は寝たきりの要介護5。
認知症末期の女性です。
介護のキーパーソンは息子様。
同居のご主人様が、看護師が知らない間に入院されていました。
息子様は日中、仕事をしています。
その間、寝たきりのお母様は…。
「一人でお留守番」の状態になっていました。
息子様は訪問看護師へも、ケアマネへも連絡をしておらず、ショートステイを探すことも全く考えていらっしゃいませんでした。
「ベッドから動かないから、自分が何時間も不在にしても大丈夫」とお考えになったのか…。
「仕事の合間にケアのために帰ってくるから大丈夫」とお考えになったのか…。
「せめてご相談はして欲しかった」と思うのですが。
もともと、いろいろな問題があって地域包括への相談がされているご家庭でした。
「大丈夫」とお考えですが。
いやいや…。危ないですって(←個人的見解ですが)。
息子様から、ケアマネへ連絡させて頂く了解は得られたようですが…。
ショートステイを息子様が了解するかしら。
お父様の入院費用。
お母様のショートステイにかかる費用。
それらが負担となって「大丈夫ですから」とか言い出してしまいそうです…。
介護って、お金がかかる事です。
自分の老後のため。
病気になった時のため。
要介護状態になった時のため。
きちんと考えて備えておかないといけませんね。
<ご家族が遠方にいても!>の方のように、頼るべき人を正しく判断できること、何が必要なのかを正しく見極められること。
人に助けを求められること。頼れること。信じること。
それが大事ですね。
やはり、正しい判断を下すための知識って…必要ですよね。