今月のまりぃさん

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 ごきげんよう。きいです。

 今月の面会日に、いつものようにまりぃさんに会いに行ってきました。

 ここしばらくは、転倒も転落もせず過ごせているようですが…。

 担当ケアマネのSさんは「それが寂しいような気がしています」と話されます。

 Sさんの中では、まりぃさんは「危なっかしい、おちゃめな人」なのだとか。

「杖を頭上で振りながら笑顔で歩いてくるまりぃさんに、『あぶなーい!』ってスタッフが駆け寄る日常がなくなってしまったのが寂しい」のだそうです。

 (どうか「杖を頭上に振りかざす」のではなく、手を振るように杖を左右に振るまりぃさんを想像していただけると幸いです!)

 まりぃさんの最近の様子をうかがうと…。

 食事は摂れているし、排泄や健康状態には変わりはない。

 夜は寝ていたり寝ていなかったり。Sさんが当直の夜に、まりぃさんの様子を確認に行くと、壁にもたれながら長座位(足を投げ出して座る姿勢です)で眠っていたり…。

 夜の眠りが浅く短い割に、昼間は寝ない。

  大きな変わりはありません。

 歩かなくなったまりぃさん。

 車椅子で過ごすようになり、ふらつきや転倒の心配は少なくなりました。

 私たちが「こうあるべき」と思う睡眠リズム(夜はしっかり眠って、昼は活動的に過ごす)をまりぃさんが得られるように、何かお薬で睡眠をコントロールしたほうが良いのか?

 それとも、まりぃさんの睡眠パターンは「夜も昼も寝ない…と思っても、実はどこかでちょこちょこ寝ているんでしょうねぇ」が正解であり、本人はそれで困っていない。

 それならば無理に「こうあるべき」にもっていかなくてもよいのではないか。

 私とSさんはちょっとの間考え、話し合い…。

 昼間にウトウトしたり、活気が無くなる可能性や誤嚥性肺炎のリスクがあるのなら、無理に睡眠をコントロールしようとしないことにしました。

 本当に「夜は眠るべきです!薬を出してもらいましょう!」と言わないでいただいて、ありがとうございます!

 在宅では絶対無理です。

 ちなみに今回のまりぃさん。

 「きいちゃんに会いたい」とSさんに言っていたようですが…。

 そばにいる私のことは、「きいと名乗る知らない人」と認識しているようでした…。

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