ごきげんよう。きいです。
「独居の方は、難しいよね…。」これは、お世話になっているY先生の言葉。
先日入院となった、がん末期で独居の利用者様の在宅療養のことです。
この利用者様が、もし独居ではなかったら。
療養生活を支えるご家族が一緒に住んでいたら。
食事を一人ではなく家族と食べて、トイレへの移動が辛ければ「他の方法を試してみよう」と手伝ったり、シャワーも手が届かないところを洗ったり。
今、必要な薬は何なのかを確認して内服を手伝ってくれる。
ただ傍にいてくれる人。
寄り添ってくれる人。
そんな存在がいたならば。
利用者様にとって「自宅で過ごす時間」が、違うものだったのではないか。
そう思います。
もちろん、傍にいない(いられない)ご家族を責める気持ちは一切なくて。
どうにもできない状況があることも分かっていて。
医療では埋められないものを。医療の力ではどうにもできないことを。
何とかできないかしら。
「独居の方の在宅療養を支える」
「独居の方の在宅での看取りを支える」
これからもっと件数が増えることは明らか。
だって、国が「在宅」を推進していますから。