コロナ禍の影響?

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 ごきげんよう。きいです。

 ここ数日、気になることがあります。

 某県の医師会が運営する看護師・准看護師を養成する看護専門学校の定員割れ問題です。

 今年度の医師会立看護学校への入学者が県内6校で定員割れし、定員充足率は5割未満だったという事実。

 その原因が「少子化や大学への進学需要の高まりが背景にある」

「コロナ禍で看護師が大変な職業だとのイメージが定着したこともある」と報道されています。

「???」

なぜ、今コロナ禍の影響がこんなところに出てくるのか???そういう風に言われるのか???

看護師の仕事は、確かに激務です。

コロナ禍には、感染者病棟で勤務する看護師の大変な状況が報道され、医療がひっ迫しているから、これ以上感染を拡大させないよう注意しましょう!と言われました。

家庭や自らの健康に犠牲を払った看護師もいたのは事実です。

大変な状況ではありましたが、「エッセンシャルワーカー」としての活躍を励まそうと、芸能界等の有名な方々から支援物資や多額の寄付が寄せられました。

ブルーインパルスも東京の空を飛んでくれました。

「エッセンシャルワーカーのみなさん、ありがとう!お身体を大切にしてください!」と模造紙にマジックペンで書き、道路に面した家の外壁に貼って応援してくれているのを、訪問看護の移動中に目にしたこともあります。

応援してくれる皆さんがいたんです。

そしてみんなでコロナ禍を乗り切ったんです。

看護師にとって「看護は科学」であり、そのスキルを高め臨床に生かしたいと大学や大学院で学び、保健師や助産師、産業看護師や海外で活躍する看護師、各分野の専門看護師や認定看護師などのダブルライセンス、トリプルライセンスを持つ看護師もいます。

看護師の専門性は高まっているんです。

そんな時代に、看護師・准看護師を養成する看護専門学校の定員割れの理由を「少子化と大学への進学需要の高まりと、コロナ禍で看護師が大変な職業だとのイメージが定着したこと」と言ってしまうのが…。

「???」です。

看護師が職務に求めるものと、医師会が看護師に求めるもの。

その違いが、定員割れの原因のように思うのですが。

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