「窓口はケアマネさんへ」

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 ごきげんよう。きいです。

 先週からサポートに力を入れている?入れざるを得ない?利用者様のEさん。

 ご本人は余命僅か。

 ご家族は認知症。

 入院になっても、手術を受けても、すぐに「認知症の家族が心配だから」と退院をしてきてしまいます。

 そして今回、病院から退院の連絡を受けたのは「その当日」。

 「今日退院されますが、訪問看護に入れますか?」って。

 入れなかったら、どうするおつもりだったのだろうかと…ビックリです。

 この病院…。最近、「個人情報ですから」って、何も教えてもらえないんです。

 情報の窓口は「ケアマネジャー一本」にあえて絞っているようで。

 訪問看護師が、電話で「どの病棟へ入院になったのかを確認すること・入院中の病状を教えていただくこと」はもちろんできません。

 ご家族から伺おうにも「忘れちゃった」という返答しか得られず…(涙)。

 訪問看護サマリーは受け取ってもらえますが、病棟看護師が作成する「入院サマリー」は退院前・訪問前にFAXで送っていただくことができません。

 「本人へ持たせます」のみ。

 だから、ご自宅へ訪問し訪問時間内で目を通し、確認事項があればその時間内に病棟に電話をして確認するしか方法がないのです。

 不思議なもので、その場合には電話で情報交換ができます。

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 本人やご家族が「家ではあれができない・これが大変」と、外来でうまく説明できないかもしれない。そう思って、受診以前に医師に伝えて欲しいとFAXを送ることもNG。もちろん電話もNG。

 他の病院はそんなことは全くないのです。

 利用者様の情報を共有して、より良い医療の提供と在宅生活の基盤づくりのために、地域連携室の担当者が活躍。

「〇〇訪問看護ステーションの看護師のきいです」と名乗ることで、利用者様の情報共有・入院中に問題解決が必要なこと・退院後の生活に関わることを一緒に考えて下さいます。

 同じ「病院」でも、どうしてこんなに違うのか?

 本当に不思議です。

 「病院と在宅の情報交換の窓口はケアマネジャーへ」と絞られてしまったら。

 ケアマネさんの仕事の負担が膨れ上がります。

 私たちは、日ごろ「病院から〇〇って言われたんですけれど、それってどういうなんですか?」「病院・医師・病棟看護師とのやり取り…訪看さんにお願いできると助かるんですけれど…」というケアマネさんからの相談を受けます。

 私たちに伝わる情報が「ケアマネさんからの又聞き」になってしまうことになると、ケアマネさんの力量によって、利用者様の命運が分かれることもあるかもしれない。

 それを「訪問看護師ではなくてケアマネジャーに!」という方針の病院。

 なぜなんだろう…?

 訪問看護師も少ないけれど、ケアマネジャーも少ない。

「近い将来〝絶滅危惧種〟になるんじゃないの?」と、利用者様から冗談半分で言われたことも。

 そんな現在の在宅介護事情です。

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