子供さんを守るために

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 ごきげんよう!きいです。

 私は通勤も、仕事で移動する時も、車を運転します。
 運転をしながら、歩行者を見ていると感じることがあります。
「最近のご家族は、お子さんと手を繋ぐことが少なくなったのかな?」ということです。

車道の脇で

 親御さんはお子さんの傍にいらっしゃいます。
私が運転する車が、スピードを落として距離を開けて、通り過ぎます。
保護者の方が、お子さんを見ながら声を掛けているのがわかります。
お子さんも私の運転する車を見て、立ち停まったり距離を開けます。
だけど、保護者の方はお子さんに歩み寄ることがありません。
抱き寄せたり、手を繋いで子供が車の方へ近づかないように守るというアクションを見ることが少なくなりました。

 きっと最近のお子さんは、車がいかに危ないものかを教わっているのでしょうし、きかん坊も少なくなったのでしょう。

だけど。未就学児の交通事故の半数以上は「歩行中の事故」です。

車の中でも


その次に多いのは「乗車中の事故」です。

最近も時々目にします。
小さなお子さんが、チャイルドシートに座らずに車に乗せられているところ。

 私が病院に勤務していた頃。
何人ものお子さんが交通事故で亡くなったり、重い障害が残ったのを看てきました。

助手席のお婆ちゃんに抱かれて乗っていた。
チャイルドシートが助手席に設置されていた。
後部座席で横になって眠っていた。

 事故の直後、運転していた方は皆さん「妻に言えない」「夫に言えない」「この子の親に言えない」と涙を流しました。
 その頃の私は「重症を負った本人にはどう説明するんだろう?」と思ったものです。

「ちょっとくらい」が大変なことになるのが、交通事故です。
 面倒くさいと思わず、大切な命を守るためにチャイルドシートは後部座席に正しく設置し、座らないのなら車を走らせないことが大切です。

 私の遠縁にも「助手席のチャイルドシート」が原因で、重い障害を負った子供がいます(今はもう大学も卒業しました。だけど人工呼吸器は卒業することができません)。


 だから私は「ちゃんと座らないと、この車は走らないから」といって、子供たちを育てました。

 部活の試合の送迎で、チームメイトを乗せる時も「シートベルトを締めないと、この車は走らないから」と言いました。

みんなには「へー、すげー!」と勘違いされましたけれど(笑)

 ゴールデンウィークは、帰省先で「ちょっとくらい」が発生しやすいかもしれません。
 皆さんも、どうか気を付けて下さいね。

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