ごきげんよう。きいです。
「宗教・政治・他人の悪口や噂話」
この3つの項目に、何かピンッと感じるものがある方…。
きっといらっしゃいますよね。
これは…。
「フランス料理を頂く際の会話のマナー」の中で「避けるべき会話」とされているものです。
要は〝争いごとの元になる可能性があり、相手を不快にさせてしまう〟ために、避けることがマナーとされているんですね。
私も昔々…教わったことがあります。
あれは…10代の頃だったか…20代だったか…。
早い話、30年も40年も前から言われ続けている事なんですね。これ。
このマナーは、何も「フランス料理を頂くときだけのものではない」と私は思うのです…。
争いの原因となり、人を不快にさせる可能性があることは、「いつ・どこでもダメなんじゃないかい?」
そう思うのですが…。
残念なことに、訪問看護の現場では「利用者様から伺うお話」の中に…あるあるなんです。
特に最近は「政治」絡みの話を熱弁される方がいらっしゃいます。
「年金受給を遅らせるのならば、その前に安楽〇を認めろ!!」なんていう言葉を聞きながら、ケアを粛々と行う私…。

きっと、そのような言葉を受け止めてくれる方が傍にいなくて。
そのお気持ちをぶつける相手が傍にいなくて。
でも、それを看護師にぶつけて良いのか…?という話になると…。
まあ、看護師の職務には「利用者様の辛いお気持ちの緩和に勤める」ということがありますが…。
利用者様。
看護師に言って、そのお気持ちは少しでも「緩和」されるのでしょうか?
問題解決に役立つのでしょうか?
もし、そうでなければ。
人に対するマナーとして、グッとこらえて頂けるとありがたいのです…。

そういえば…。最近…。
「マナー」とか「エチケット」という言葉自体を耳にしなくなったような気がするのは、私だけでしょうか?
最近は?コロナ禍以降?
「対人のマナーやエチケット」が、遠くへ行ってしまったような気がします。
「コミュニケーションの取り方がヘタクソになった」は全世代の問題なのかもしれませんね。
何十年も以前からの「教え」を振り返る機会って…。
「外に出ること・人と接する事・自分の姿を振り返る事」以外に、何があるかな…。