ごきげんよう。きいです。
今のまりぃさん…「足が病気になっちゃった」と言って、リクライニング車椅子の上でおとなしくしているのだそう。動かさなければ痛みはないらしいです。
しばらく前。
「まりぃさんが行方不明になった」という事件が発生していたことを看護師Aさんから、教えて頂きました。
廊下を歩いていたはずのまりぃさんが、忽然と姿を消した。
最後に姿を目撃された場所から、まりぃさんの部屋までの間には「別の方の居室が何部屋かあるだけ」。
「その中のどこかにいるはず」と、他の利用者様のお部屋が捜索され…(本当に申し訳ない…)。
まりぃさんが発見されたのは、他の利用者さんのお部屋にあるリクライニング車椅子の上。
入り口に背を向けるように停められていたので、身体の小さなまりぃさんはすっかり隠れてしまい、見えなくなっていたのだそう。
Aさんは笑っていましたが…本当に迷惑な話!転落も危ないし…。
お転婆なころに戻ったまりぃさんは、リクライニング車椅子に乗ってみたかったのでしょうか。
それとも、一生懸命歩いて歩いて…疲れてしまったのでしょうか。
だけどねぇ。骨折して「正々堂々と車椅子に乗れるようになる」なんて。
皮肉なものですね。
まりぃさんにも歩く理由があるのだけれど。
「足が病気になっちゃった」を理由に、「頑張って歩かなくても良いのかも…」と思うようになってくれるといいのかな…。
「歩けない」じゃなくって「歩かなくても良いのかも…」くらいが良いのかな。