まりぃさんはますます…

母の介護

 ごきげんよう。きいです。

 週末の土曜日。

 特養Nへ、まりぃさんに会いに行って来ました。

 今回のまりぃさん。

 ますます会話がかみ合わなくなっていました。

 面会ブースで待っていたまりぃさん。

 手を振りながら近づいていくと、手を振り返しながら「誰?」と聞かれました。

 「きいよ(笑)」

 「ここに働きに来たの?」

 「違うよ、お母さんに会いに来たんだよ。」

 「お金は無いのよ。ごめんなさいね」と言って、私に手を合わせて頭を下げます。

 ふう。

 まあ、いつもの事だけど…。そう思う事にしました。

 それだけ話したら、また特養Nの玄関に掲げている「基本理念」を読み始めたまりぃさん。

 じっと文字を目で追いながら「分からへん…」とつぶやきます。

 同居する前から、車で一緒に外出した時にも、目に入った看板を読み上げたり、車のナンバーを読み上げたりすることがありました。

 目に入った文字を読み上げないと気が済まないというのか、ついやってしまうのか。

 前頭葉の機能が低下している人に時々見られる症状にもそのようなものがあると聞きました。

 私は「特養Nの基本理念」をじっと目で追うまりぃさんを見ていました。

 その頃から認知症は始まっていたのかな。

 そう思いました。

 今回の面会時間は、そうやって過ぎていきました。

 最後に部屋に戻るとき、まりぃさんは「仕事に戻るんやね?分からないこと、教えてくださいね」と言いながら手を引かれて行きました。

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