ごきげんよう!きいです。
「最近見なくなったもの」…それは「段ボール箱やスーパーの買い物袋数個分の、多量の残薬」です。
昔はよく目にして、途方に暮れたものでした。
訪問が始まったら多量の残薬があって。
何の薬がどれだけ残っているかを根気強く数を数えて。
今現在必要な薬と、もうどうしようもなくなっている薬に分けて。
その薬を「捨てます!」という利用者様と「薬局へ持って行って下さい!」と押し問答をして。
きちんと整理して指示通り内服できるようになったら、思わぬトラブルが発生したりして(効果が無いと思われていた薬が、実は飲んでいなかっただけだったから…)。
そんなことが随分ありました(涙)。
内服していないことにも理由があって。
いらないと思っている。内服が困難。効果が実感できない。内服のタイミングが生活時間にマッチしていないなど…。
いろいろな理由がありました。
それが最近、多量の残薬を目にしなくなったのは「薬剤師さんの活躍」のおかげだと私は思っています。
薬剤師さんから、訪問時のお薬の管理状況や内服状況、それに対する本人のお気持ちや言動。
FAXを頂く度に、感動を覚えます。
「問題」は大きく扱われますが、「効果」はあまり大きく扱われることが無いような気がします。
それではつまらない。
「医療って何人治療したかじゃなくて、何人を健康にしたかに注目しないといけないんだよね」と、かつてある医師が話していたのを思い出します。
注目すべきポイントがずれていたらもったいない。
注目しないといけないことに目が向いていない。
そんなこと、沢山ありそうな気がします。
「もっと褒めて—!」って、みんな声を大にして言っても良いような気がします。