ごきげんよう!きいです。
最近訪問看護の利用が開始になったばかりの女性の利用者様。
まだ寝たきりの状況ですが、少しづつADLの拡大を目指していきます。
今はお身体をきれいにするためにヘルパーさんが清拭や陰部洗浄を行っています。
体調が安定したら、訪問入浴も導入になる予定です。
訪問看護はヘルパーさんが入らない日に組まれています。
陰部洗浄とオムツ交換は、清潔を保ち不快感を除去します。蒸れや湿潤を取り除きます。オムツを空けて姿勢を変えることで、皮膚を直接目で確認し、爛れや炎症、表皮剥離や褥瘡が生じていないかも確認します。
汚れを落とした皮膚に軟膏を塗布したり、撥水効果のあるクリームを塗布し、スキントラブルを防ぎます。
何かトラブルがあれば、それを解決するためには何が必要か、どうすれば良いのか?を考えます。
毎日いろいろなサポートが入りながら、みんなでケアを継続します。
あるとき、その利用者様のキーパーソンである息子さん(おそらく75歳前後?)がいらっしゃるときに「女性は膀胱炎になりやすいですからね。きれいにしておきましょうね」と話していると…。
「ああ。だから毎日洗うんですね?」と聞かれました。
そうか。息子様…。
今まで、なぜ何のためにケアを行っているのか?が伝わっていないことがあったのですね。
バタバタと訪問看護が始まった方。
急に退院が決まった方。
点滴や吸引などの医療的ケアが必要だったり。
痛みのコントロールが最優先だったり。
そんなケースにありがちです。
でも、大切な家族に施されるケア。
「こうしましょう。」「あれが必要です。」「あれをやってもらいましょう。」だけではなくて。
なぜ行われているのか?
その目的は何なのか?
きちんとお伝えしていくことが大切だと思いました。