申し訳ございません

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 ごきげんよう!きいです。

 今日は利用者様のお部屋にいらっしゃる仏様のお話しです。

 利用者様の居室に、亡くなった配偶者の遺影やお位牌が置かれたお仏壇があることは珍しいことではありません。

 ですが稀に、お骨のままお部屋にいらっしゃることがあります。

 その利用者様はお母様のお骨を「金がないからお墓が買えなくて。離れずらいのもあるしね」とずっとそのままでいくおつもりだとか。

 それ自体は法的には問題にはならないようですが…。

 その方の処置をするために、看護師はどうしてもそのお母様のお骨に背中(お尻も)向けないといけなくなります。

 それが申し訳なくて。

 そんな位置にお母様のお骨がいらっしゃるものだから…。

 仕方が無いことだと割り切るようにはしていますが…。

 心の中では「失礼します」と一声かけさせていただきながら、ちょっぴりのやりにくさを感じています。


 またある方は、ベッドのそばにあるお仏壇に、処置に使う軟膏やテープ、傷を洗浄した後の水が置いたまま残っていることがあって。

 それをするのは、ご家族様なんですけれど。

 それも一度や二度ではなくって…。

 お仏壇に、処置に使った後の物を置く…。

 発見した時には、ギョッとしてすべて移動させましたが…。

 今も置かれたままになっている時には「まただ…」と移動させます。

 本当に仏さまも、そんなことになろうとは思わなかったでしょうにね!

 その時にも心の中で「申し訳ありません」とお伝えさせて頂くしかありませんでした。

ご先祖様まで遡らなくても。

お父様・お母様・パートナー。亡くなってからも愛ある対応をしていただけると、私も安心できるのですが…。

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