ナーシングホームの費用

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。

 週末なので、またまた片付けや振り返り作業をしております。

 今回「おおっ…」と思ったのは、ある研修に参加した時の資料…。

 「もし癌の末期状態になり、自宅療養ではなく緩和病棟や療養型病院、ナーシングホームなどホスピス型住宅で過ごすとしたら、どれくらいの費用が掛かるのか?」というものがありました。

それぞれ、医療の充実度・面会の制限・入院できる期間・費用に違いがあります。

そこで…やっぱり、気になるのは「費用」ではありませんか?

私は以前から「医療と介護にかかる費用は大きい!健康でいることは何よりの節約!」と考えています。

そう言ったり考えたりしても。

私もいつかは、体内に好ましくない細胞が生じたために、緩和医療のお世話になる日も来るかもしれません。

だから、今後の医療費の参考に。

ただ、今後の医療費負担は変わるでしょうし、いつ・何が・どんなふうに変わるかもわからない。

また、高額納税者と一般の方、介護度でも違いがあるので、今回は「2025年現在の、70歳以上の一般世帯で介護保険が一割負担の方」のケースで比較。

金額は「おおよそ」です。

・病院の緩和ケア病棟…11万円~51万円/月

・療養型病院・病棟の大部屋…17万円~20万円/月

・ホスピス型住宅17万円~20万円/月

上記のお値段はお部屋代・医療費・食費・病衣等のリース代・おむつ代を含んだ金額です。

緩和ケア病棟の金額の幅が大きいのは、大部屋か個室かの違い。

個室は一泊1万円を超えてきます。

特別室になってくると3万円を超えてきますので、もはや現実的ではない金額に…。

そして今、ナーシングホームがどんどん増えています。

先日、ナーシングホームへ入所された利用者様のご家族とお話をしたとき。

「できたばっかりだから、まだ空きがあるんですって。至れり尽くせりでいいですよ~!」と嬉しそうでした。

だけどこの利用者様は、ずっと長い間ご家族が自宅で介護をされてきた方。

行きたいところも我慢して、いつ呼ばれるかと毎日注意を払って「自分が病気になったらどうしよう」と不安を抱えていらっしゃったご家族。

ようやく肩の荷を下ろすことができたようです。

「何を一番に考えるか」は人それぞれ。

「良かった」と後々思えるような選択ができると良いですね。

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