ご自宅のお骨

在宅介護

 ごきげんよう!きいです。

 先日訪問に伺った高齢女性の利用者様。

 以前、ご主人の元へ訪問看護に伺っていました。

 このご主人「Aさん」は、数年前に他界され、訪問看護も終了となっています。

 そして今回、Aさんの介護を頑張っていた奥様への訪問です。

 久し振りにお会いする奥様。

 パジャマ姿でした。

 Aさんの元へ伺っている時には、見ることのない姿でした。


 体調確認と目的のケアを行って、リビングでお話を伺っているとき…。

「主人もあの頃は…」と話し始めた奥様の視線をたどると、そこにはスーツを着たAさんの笑顔の写真。
その隣に…Aさんのお骨がありました。

 思わぬ再会となりました。

 Aさんご夫婦以外にも、「亡くなったお母様のお骨」が自室にある青年のケアに伺っていた時もありました。

 なんとなく、いつお墓へ入るのかな…と思っていましたが。

 お母様は、ずっとお部屋にいらっしゃいました。

 亡くなった方のお骨が部屋にあること。

 それは違法ではありません。

 許可のないところに埋葬をしてはいけませんが、お部屋にあることは問題になりません。

  別れがたい。

  お墓が遠い。

  お墓が無い。

 様々な理由がある方も増えているようです。

 Aさんの奥さま。

「主人がしょっちゅう夢に出て来るのよ。早くお前もこっちへ来いって言いたいのかしら?」と話されます。

 どうでしょう…。

 Aさんの本心。

 一緒に住む娘様やお孫さんたちともお話されると良いのかな…?と思ったりします。

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