ごきげんよう。きいです。
<最近感じる事>に関係するかな?
これって、必要?と日々疑問に思う事について。
訪問看護は、色々なルールの上に成り立つサービスです。
そのルールは、自分たちの決めたものもありますが、大きなものは「国が決めた法律」です。
介護保険にはそれに伴う法律が。
医療保険にはそれに伴う法律が。
その医療保険を利用して訪問看護を利用されている人に対してのルールの一つ。
「褥瘡評価」について。

医療保険を使って訪問看護を利用する利用者様は全員、毎月、褥瘡評価を行うことになっています。
褥瘡発生を早期に発見すること。日常的に確認する習慣を身に付け、意識を高め、予防に努めるためです。
だけど…。本当に必要?というケースも。
それは…。ぷりぷりのお肌を持つお子さんたち。
私達が訪問に伺う利用者さんの中には、重症心身障がい児に当てはまるお子さんもいます。
知能、成長発達や骨格や筋肉そのものに障がいを持つ子供達です。
だけどそうではないお子さんもいます。
病気や発達の遅れはあるけれど。
それぞれのお子さんなりの発達を遂げています。
寝返りに成功した。ハイハイで前に進むことができた。お座りができた。つかまり立ちができた。
そんなお子さんたちを、神経難病や末期がんの成人と同じ枠に当てはめて評価することってどうなんだろう?

評価と言っても、ただ見て確認すればいいわけではないのです。
記録を起こして、現在・過去に褥瘡が有ったか無かったか。日常生活自立度は。基本動作能力は。
褥瘡があれば、褥瘡評価を。
そして看護計画・留意する項目として、体位変換、体圧分散寝具、頭部挙上方法、車椅子姿勢保持等による圧迫・ズレの排除。スキンケア。栄養状態改善。リハビリテーションを毎月見直す。
それをカルテに保存する。
それが無いと法律に引っかかる。監査に引っかかる。
なんか変。
あんなにかわいいぷりぷりのお肌なのに。
今の状態が続くなら、絶対に褥瘡なんかできないのに。
そう思いながら続けています。